How to デジタル一眼 2 マニュアル撮影
前項「デジカメ話 2 3つのパラメーター」で
《絞り値、シャッター速度、ISO感度》について説明しました。
今回は、EOS Kiss X6iのマニュアルモードを使って
実際の操作方法をみていきたいと思います。
ここでは、下記の手順で調整してみようと思います。
1|ISO感度 → 最も高画質な100に
まずはモードダイアルで、マニュアルモードを選びます。
つぎに ISOをAUTOから100に変えてみます。
本体上部のISOボタンを押すと
ビューポートにISO変更パネルが表示されます。
続いて、本体上部の電子ダイヤルを回して
ISOをAUTOから100に変更します。
次は絞り値(F値)を最小値にします。
(絞り値を下げることを絞りを開く、あるいは開放するともいいます)
2|絞り値(F値)→ 背景が最もボケる最小値に
ビューポートの横にある「AV」と書かれたボタンを押しながら
本体上部の電子ダイヤルを回すとF値が変更されます。
時計回りでF値が大きくなり(絞られ)
反時計回りでF値が小さくなります。(開放されます)
では最後にシャッター速度を変えて、明るさを調整します。
3|シャッター速度 → 明るさ調節
本体上部の電子ダイヤルを回すとシャッター速度が変更されます。
また、シャッターを一度半押しすることで
ファインダーに写真の明るさのガイドが表示されます。
-3..2..1..▼..1..2..+3
このガイドを参考にしつつ、画面を見ながら
ちょうど良い明るさに調整つしていきます。
4|まとめ
今回は
1|まずISO感度を固定
2|次にF値を固定
3|最後にシャッター速度で明るさを調整
の順に設定していきました。
しかし設定の順番はケースバイケースで、
行ったり来たりすることもあります。
例えば、動きのある被写体の場合は
先にシャッター速度を固定し、ISOやF値で明るさの調整をおこないます。
映像を撮影する場合は、シャッター速度によって
縞模様が発生してしまうこともあります。
このあたりは慣れや経験になってきますが
今後、作品の制作の過程や、立体作品、展示空間など
現物を見せられず記録写真でプレゼンする機会は非常に多いです。
カメラの撮影は苦手、、という学生も多いと思いますが
現物を見られない作品の印象は、
写真の出来栄え次第といっても過言ではありません。
是非、美しいメイキングや記録写真が撮影できるように
機会をみつけて、何度もマニュアル撮影に挑戦してみてください。