財政破綻する前のスリランカはこんな国だった(2015年の旅行記)
財政破綻したスリランカ。日本の報道では、ガソリンスタンドに並び続ける人々の姿や、大統領が国外に逃亡し、辞任を宣言したことがニュースになりました。国会議事堂を占拠した人々の映像を目にした人も多いかもしれません。これくらいの出来事が起きて、ようやく日本でもニュースとして届けられますが、意外とどんな国なのか知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、7年前に旅行した時の記憶を辿ってみました。
スリランカってこんな国
紅茶の産地として有名ですね。アーユルヴェーダ発祥の国としてご存知の方もいるのでは。
場所はここ!
インド洋に浮かぶ島。隣のインドと比べると大分小さく感じますね。
当時私は、バンコク在住でしたので、バンコクのスワンナプーム国際空港から直接バンダラナイケ国際空港へ出発しました。
確か出発の日は寝坊してしまい、スワンナプームのイミグレを抜けてから搭乗口までダッシュした記憶が、、、。しかも同じフライトで同僚に遭遇するという。まぁそれはさておき。
まずはシーギリヤ・ロックへ
スリランカ旅行といえば!くらいの王道観光地です。世界遺産に指定されています。今から1500年以上前に、この大きな岩山の上に王宮があり、たくさんの人が暮らしていたのだとか。今では階段が整備されていますが、当時はどうやって登ったのでしょうか。
登る途中には、妖艶な女性が描かれた壁画が残っています。
頂上はとても広く、池のような場所があり人が住んで整備されたことが分かります。
空が青くて、なぜか雲はレインボーでした。
ここにきて思ったことは、「もう一生来ることはないかも。」と思ってその風景を目に焼き付けようと思いました。
ダンブッラの石窟寺院
スリランカはインドに近いのですが、仏教国です。そのため、寺院や仏教遺跡が多くみられます。その中でも、ダンブッラの石窟寺院は世界遺産に登録されており、見応え抜群です。
ちなみに敷地内は裸足で入らなければなりません。
最大都市コロンボはこんな街だった
旅の最後はコロンボに滞在しました。
ちなみに首都ではありません。社会で習った記憶のある人も多いと思いますが、首都は「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」です。
コロンボは経済の中心地ですね。
ダンブッラから長距離バスで悪路を4時間。ローカルのお客さんで満員だし、車は揺れるし、乗る前にココナッツジュースを勧められめちゃトイレ行きたくなるし、本当に苦行でした(笑)
コロンボのバスターミナルについたのは夕方ごろ。そこからトゥクトゥクで宿へ。ホテル近くの目印になる場所を告げると猛スピードで出発し、トゥクトゥクも揺れる揺れる。おそらくもう場所を過ぎたであろうことに気付き、話しかけるも止まらず、ようやく運転手も気付いて降ろしてもらいました。すると予約していた宿の真ん前というミラクル。
しかも宿は海沿いでちょうど夕日が落ちるタイミング。
宿の主はノルウェー人の方でした。まだコロンボ在住かな、、、。
スリランカはイギリスの植民地だったこともあり、コロンボにはコロニアル調の建築物が多く、異国感満載です。
そんな街並みがあるかと思えば、庶民の街・ペター地区はいかにもアジアのカオスな場所でした。
街を歩いていたら、まぁ話しかけられる(笑)レートの悪い闇両替へ連れていかれたり、酒臭いトゥクトゥクの運転手にふっかけられたり。
実はコロンボでぼったくりにあってしまうのですが、その内容は改めて次回書こうと思います。
コロンボの中心地は、貿易センタービルがあるあたりです。あまり高い建物はない都市なので、けっこう目立ちます。この周辺にはラグジュアリーホテルやおしゃれな雑貨屋さんも多いです。
近くにはゴールフェイスグリーンという海沿いの大きな公園があり、市民の憩いの場になっています。西側なので、天気が良ければ綺麗な夕日を眺めることもできそう。
スリランカにはまだまだ魅力がいっぱい!
今回の旅行では行けなかったのですが、スリランカといえば
・最古の統合医療アーユルヴェーダ発祥の国
・自然と一体したジェフリーバワの建築
・キャンディやヌワラエリア
などなど魅力盛りだくさんの国なのです。
本当はアーユルヴェーダに興味あって旅行したのですが、本格的に療養するには数週間かかるそうで、バワ建築のホテルに泊まるのも予算の都合上諦めました。
シーギリヤロックに登ったときは、もう一生来ないかもしれないと思ったけど、アーユルヴェーダを受けに、いつかまたスリランカに行ってみたくなりました。
平和なスリランカに、1日でも早く戻ることを祈っています。
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