安物買いの銭失い
「散財」って、存在する概念なんですかね?そんなことをふと思いました。
なんかよく胡散臭い占い師の人が、「散財をやめよ、さすれば幸運訪れん」なんてことをドヤ顔で言ったりしてますよね。とかあとは、意識高い系の発信をしている方々も、こぞって「幸せになりたかったら、散財を止めよう!私はそれで幸せになった!」とか言ってますよね、ほんとかよって思います。
ところでいったん、ひとがモノを買う基準を考えてみますか。
これって要は。自分の出せる上限金額の中でそのモノが「費用対効果」が見合ったものかどうかだと思ってます。
今目の前に、あなたが10年間探し続けてたけど見つからず、やっとの思いで出会えた超絶貴重なレア物があるとします。10万円だそうです。払いますか?私なら迷わず払いますね、高いなと一瞬思ってもいや出せる!買うぞ!ってなると思います。
ところで、その探してたものは遊戯王のカードだそうです。あなたなら欲しいですか?たぶんですけど、「いらねぇよ!」って言いますよね。そりゃそうです、あなたにとっては10万円の価値なんて感じないわけですから(語弊を生むかもしれませんが、私は遊戯王好きです)。
今目の前に、何に使うのかわかんないけどもしかしたら使う機会があるかもしれないものがあるとします。20円だそうです。払いますか?まぁ売り手がどうしてもというなら1個くらいなら買ってやらんでもないかなって思います。
ところで、そのモノは、消しカスで作った練り消しだそうです。欲しいですか?「んなもん、小学生でも金ださんわい!」と罵ることでしょう。たとえ1円でもいらんもんはいらんですね。
さて、今僕は「いらんもんはいらん」といいました。そうなんですよ、たとえどんなに安くてもいらんもんはいらんのですよ。よく「もう少し安ければなぁ」っていう場面てあると思うんですけど、あれって要は「自分の欲しい度」に対して「価格」が見合ってないって意味だと思うんですよね。
もしも値段が出せる上限を超えてるなら、そもそも欲しいとすら思わないと思います。1億円を超えるバカ高ぇ時計欲しいと思います?手出せんなぁで終わると思います。
つまり、買おうか迷っている時点で、とりあえず出せる金額内ではあるんだと思います。あとはその買い物が費用対効果の見合ったものかが判断基準になることでしょう。
ここまでをまとめて、あなたが「モノを買った」とはどう言い換えることができるかというと、「自分の見出したそのモノの価値に対して、実際の値段がそれと同じかそれ以下だった」と出来るのではないでしょうか。
つまりですね、それを買った時点で価値に見合ったと思っているわけです。
さぁ話を最初に戻しますが、散財って、「無駄なものにお金を費やす」的な意味だと思うんですけど、そんなことってあるんですかね。お金を費やしたってことはそれを無駄と思わなかったってことですよね、矛盾してません?
後から振り返った時にいらないなって買い物をしない、ってことなんですかね。でもそんなこと言ったら、極端な話、小学生の時に買ったものを振り返ったら99%いらんもんだと思います。
だから、そんな長い目で見ていらないかも…とか言い出したら何も買えなくなります。
じゃぁ例えば買った次の日に「なんでこれ買ったんだら、いらんわ」ってなるモノのことを言うんですかね。いわゆる衝動買いですか。
まぁそれは確かに無駄な買い物だったと言えるかもしれないですね。あまりにも一時の感情だけで買ったものだったら、こうゆうことも起こるかもしれないですね。
でもですよ、それってなんか今後に激しく影響を及ぼすんですかね、私はそうは思わないんですよね。
だってですよ、そんな風に一時の感情だけで買ったものって高いモノですか?おそらくそんなことはないと思います。だって、もし自分にとって高いと感じるものだったら、それなりに慎重になりますよね。
突発的に買ったということは、言い換えれば突発的に買えるくらいの値段だったということでしょう。大した値段じゃないはずです。じゃそれ、気にするだけ無駄な気がしません?「昨日買ったけどやっぱこれいらんなぁ、まぁいいや大した値段じゃないし」これで終わる気がします。散財って何だろう…。
そういえば先日、ドンキでよくわからんパーティグッズを買いました。…いらんわ、何これ