2024年利府軍を振り返る
ファン感も終わり完全にオフシーズンになりました。
が、オフシーズンに活発に動き始める謎の楽天ファンのしげおです。
今年も楽天陣営永世代表だんださんのまとめを無断転載しながら二軍に関して主観で振り返ります。
2023はこちら
・2023を踏まえて
一軍と二軍の風通しを良くする
二軍に居る中堅ベテラン層がいつ一軍に呼ばれても良いように起用偏重し一部除き若手の機会少なめ
だった環境にメスを入れ若手を積極的に使わざるえない状況にした2024年シーズン。
野手は若手だらけになるだろうとウキウキになる反面、投手は塩見貴洋投手とバニュエロス投手で消化したイニング数をどうやって埋めるのか。いわゆるリハビリ組の泰勝利投手、小峯新陸投手、林優樹投手、西口直人投手。状態が上がらない田中将大投手と5人欠けてのスタートと明らかに人員不足で不安でした。
が後述しますが、途中からの吉川雄大投手や津留崎大成投手の先発起用もあってなんとかかんとか完走でした。
・各ポジションごと振り返り
・投手
だんだ代表のツイットより
・瀧中瞭太投手が一軍に呼ばれるとき以外は最低でも6回を投げる奮闘で二軍ローテーションを支える(12試合、72 2/3回)
・古賀康誠投手がほぼ先発ローテーションとしてシーズン完走(20試合、63 1/3回)
・シーズン序盤〜中盤までは古謝樹投手(9試合 55 2/3回)、古謝樹投手が一軍先発ローテーションに定着してからは松田啄磨投手(11試合、50 1/3回)が代わりに二軍先発ローテーションに
・シーズン途中から先発として二軍先発事情を救った吉川雄大投手(20試合、47回※リリーフ含む)、津留崎大成投手(23試合、45回※リリーフ含む)
・最終盤リリーフになりましたが二軍降格してからは利府軍先発ローテーションだったポンセ投手(11試合、60回)
となんとか先発ローテーションを維持できました。
また
大内誠弥投手が基本は先発(10試合、35 1/3回※リリーフ含む)としてスポット的に投げ
坂井陽翔投手もリリーフメイン(21試合、26 1/3回)ですがルーキーながら実戦投入
日當直喜投手は二軍で火消しまたはセットアッパー(30試合、31 1/3回)として大車輪の活躍
と、まさか高卒ルーキー3人全員学徒動員するハメになりましたが、早々に二軍デビューし予想以上に活躍を披露し二軍投手事情を救いました。
3人とも偉大。
しげお的2024年の利府軍投手陣MVPは…やはり瀧中瞭太投手!
一軍に呼ばれるまでは二軍先発ローテーションに穴を空けない働き
一軍で内容もだけど居場所を作るための結果を求め、投球時にセンチメートルどころかミリ単位での歩幅や身体の開き、腕の角度、手首の角度、リリースのタイミング…などとこれでもかと苦しみ探求し一軍先発ローテーションに居場所を作ったのは偉大すぎる…!
・捕手
守備を鍛える目的で安田悠馬選手二軍スタートとなり、安田選手優先的に起用され他の捕手が割を食う(1週間6試合としてスタメンマスクが安田選手3試合&他の選手で3試合)のかなと予想してました。
が、だんだ代表のツイットを見ると
安田悠馬選手メイン起用(約4割)
堀内謙伍選手が安田悠馬選手一軍昇格までの間の期間にいつでも呼ばれても良いように備え(約3割)
水上桂選手が力入れての育成ポジション?(約2割)
他の捕手残り約1割
と思ったより堀内選手と水上選手に枠を割いていたなと思う反面、江川侑斗選手がイースタンリーグ公式戦ではほぼ捕手として機会を与えられておらずキツイものを見ました。
また三木二軍監督がシーズン序盤インフルエンザ観戦で離脱する直前までは
・堀内選手最優先起用
・他の捕手の出場機会を確保しつつ安田選手を試合に出すために指名打者ではなく一塁手として出すためにコンバートさせるような印象受ける一塁特守(試合に出るため守れるポジション増やすのは必要であるけれど)
と一軍と二軍の連携の怪しさも垣間見えました。
安田悠馬選手一軍昇格後は堀内謙伍選手と水上桂選手でスタメンマスクを分け合う形となり、最終盤は堀内謙伍選手がコンディション不良?で姿を見せなくなりほぼ水上桂選手がスタメンマスクでした。
江川侑斗選手は夏場から捕手練習から外れ一塁や外野の守備練習に回され、捕手として出場機会がほぼ見込まれず他のポジションで長所の打撃を活かすのかな?と見ていましたが、終盤の堀内謙伍選手離脱?により捕手練習再開し一塁外野練習している姿をほとんど見なくなったのでチーム事情に相当振り回されたように感じます。
・内野手
・一塁
2023年はほぼ中堅ベテランによるとりあえず出場機会与えるポジションでしたが、2024年は試合に出したいけれど場所がねぇ!って選手に割り振られることが多かったです。
・捕手としてみっちり育てるための二軍漬けのはずが捕手以外でも起用されるためとしての安田悠馬選手
・一軍で右翼、左翼、一塁を守ることが多かった渡邊佳明選手の出場機会
・2024は三塁や一塁での想定による起用が目立った黒川史陽選手
・基本は遊撃とコメントがあったにも関わらず入江大樹選手離脱期間も二塁もしくは一塁での起用があった永田颯太郎選手
が割り振られたようです。
捕手の項目と被りますが、健康な捕手の数が足りなくなる前の夏場は江川侑斗選手が捕手練習に参加せずひたすら一塁守備(と外野守備)の練習をしており本格的なコンバートかと思いましたが、捕手登録のままかつ、シーズン終盤堀内謙伍選手の離脱以降江川侑斗選手の捕手復活が気になりました。
・二塁
2023年は黒川史陽選手と辰見鴻之介選手2人の牙城のようなポジションでしたが2024年は永田颯太郎選手が正二塁手として君臨したと言っても良いかもしれません。
なんとなく内野全部守備に付けるのではなく二遊間タイプの二塁手または遊撃手は東北楽天ゴールデンイーグルスでは貴重な存在なので抜擢されたのかなとも思います。
ただ前述通り基本は遊撃手のはずの永田颯太郎選手が入江大樹選手不在時でも二塁手最優先の方針は疑問でした(澤野聖悠選手のアピールが良かった可能性もあります)。
辰見鴻之介選手がシーズン途中に体調不良で離脱から復帰するまで結構長く掛かったのが永田颯太郎選手メイン起用に繋がった気もします。
次点で黒川史陽選手と澤野聖悠選手が多く起用されましたが、黒川選手は2025年こそ常時一軍期待枠。澤野選手は退団。
永田颯太郎選手以外の二塁手が出てくることを期待しております。
・遊撃
入江大樹選手のために存在していたポジションでした。
途中入江大樹選手コンディション不良時に澤野聖悠選手が穴を埋め、シーズン終盤はコンディション不良と身体づくりから解き放たれたワォーターズ璃海ジュミル選手がスポット的に付くこともありました。
シーズン序盤に一軍遊撃手のバックアップ不在で伊藤裕季也選手が遊撃手として一軍二軍双方で研鑽積んでいましたが、一軍二軍とも数試合守備に付いただけで本当に緊急事態だったんだな…と読み取りたくない何かが見えます(白目)
遊撃手の数がいるのに、このような起用が起きるのは編成の問題がデカい気がします…
・三塁
平良竜哉選手と黒川史陽選手にほぼ割り振られたポジションでした。
平良選手が一軍帯同時はほぼ黒川選手、黒川選手一軍帯同時はほぼ平良選手、2人とも…のときは永田颯太郎選手でほぼ固定されたまにポジション変更で他の選手が守備に付いていたのが読み取れます。
茂木栄五郎選手のFA宣言、平良選手が育成契約打診により三塁手として育てたいまたは起用したい絶対的な存在が不在になったので2025年の三塁手争いはお楽しみかもしれません。
内野手MVPは離脱こそありましたが何もなければ遊撃手で出場し続けた入江大樹選手
牧田明久2軍外野守備走塁コーチや西村弥アカデミーコーチ(2023年2軍内野守備走塁コーチ)から意外性の高さとベンチからの指示を基本的にこなしてくれると期待の高さがrakuten.fmで話され、今年も発揮しました。
その積み重ねが今年のイースタン・リーグ優秀選手賞に選考されたのかもしれません。
・外野手
・左翼
序盤は内外野問わず色んな選手に分け与えるポジションでしたが中盤からは一軍昇格を見据えた選手に与えるポジションになりました。
序盤は平良竜哉選手を軸に色んな選手、中盤からは特に中島大輔選手と武藤敦貴選手に割いたポジションでした。
一軍の外野は左翼のみスタメンが固定されていなかったので一軍を見据えた起用法が見え、ポジポジわくわくでした。
・中堅
じっくり2軍で鍛える外野手のポジションでした。
さ、さすがに内野手に中堅を積極的に守らせるかとは無くて安心したゾ…
序盤は中島大輔選手をメインに、途中から武藤敦貴選手と吉野創士選手も力を入れての起用で、メイン起用する選手を見ても打球を見て瞬時に判断し最初の1〜2歩が速く出る3人には納得です。(中堅手辰見鴻之介選手には頭抱えましたが)
・右翼
中堅ほどではありませんが、基本は外野手メインで2軍で鍛える選手中心の起用でした。
右翼では中堅手ではあまり起用されなかった前田銀治選手が力入れて起用されていたのが見えます。
しげお的2軍外野手MVPは中島大輔選手
間違い無い
どんだけ脳が修復されたのかはこちらで!
・問題点および課題
去年同様に退団(2024年11月時点で去就不明の外国人選手含む)投手による試合成立させるため奮闘してたイニング数がなかなかの数値に。
今年奮闘した古賀康誠投手、松田啄磨投手。ドラフト指名されたルーキー投手陣。一軍先発ローテーションから漏れた投手。先発投手再チャレンジの西口直人投手。泰勝利投手、大内誠弥投手、坂井陽翔投手などで補填出来る大前提の気はしますが、2024年はそれに近い皮算用をして吉川雄大投手や津留崎大成投手を先発起用するくらいだいぶ苦しいことになったので不安が残ります。
また、外野両翼に内野手を起用し外野手の出場機会がほとんど無い時期もありました。
内野手と比較したとき外野組は試合に出す実力・状態ではない、一軍に送り込む内野手の出場機会最優先とあったのかもしれませんが、もっとなんとかならんか…と正直思いました。
時間が掛かると分かっていると思われていた若手外野手へのトライアンドエラーのトライの機会をあまり与えなかったのが改善されると良いなぁと思っております。
・来年の展望
やはり一番の見どころとして渡辺直人二軍監督就任で二軍に変化が生まれることではないでしょうか。
主軸だけが決める野球、大量得点が望める場面でも苦労して1点取りに行く野球、怪我人多発時は仕方ないのですが控えを終盤にとりあえず使うようなスタメン出場選手への偏りが強すぎる起用、アクシデント起きた訳でもなく前もって決めていたはずの起用が直前で変わる
と個人的に試合観戦していて見たり聞こえたり感じたりする不満点の多かったのがどう変わるのか楽しみです。(もちろん別の不平不満が出てくる私の欲深さの問題あり)
また新入団選手が
一気に1軍の枠を掴み既存選手を2軍に送り込むのか
2軍主力として既存選手の起用に大きな変化を与えるのか
と2軍にどう影響与えるかがお楽しみです。
投手では田中将大投手、ポンセ投手、吉川雄大投手、清宮虎多朗投手、櫻井周斗投手が抜けた穴埋めをどこまで出来るかが。野手では吉納翼選手が開幕1軍するか、しなくても2軍で外野3ポジションのうちどこで1番起用されるかが注目しています。また陽柏翔選手、岸本佑也選手が2軍の二遊間起用にどこまで割り込んでくるかも気になります!
だいぶ乱文、散文となりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!
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