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四国徳島へ来たのだから、お遍路をはじめるのです
四国八十八ヵ所霊場巡り。興味を持っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。でもなかなか実行は難しいですよね。今回、せっかく四国徳島に行くのだから八十八ヵ所巡りをはじめてみようと思い立ちました。徳島には一番札所である霊山寺があるからです。
今後、四国の他の県に呼ばれることがあれば、その県の札所も巡って行こうと思います。そうすれば、4回に分けて八十八ヵ所の札所を巡れるでしょう。
そうそう、これも書いておくべきでしょう。私は水曜どうでしょうファンです。だから、四国八十八ヵ所巡りには少し想い入れがあります。また愛媛に4年、徳島に4年住んでいたことがあるので、いくつかのお寺は非常に身近な風景です。
一番 霊山寺
一番札所の霊山寺は、鳴門市にあります。関東からクルマで四国に乗り込んだ私としては、明石から淡路島を抜け、四国に入ってすぐに立ち寄りやすい場所でもあります。いかにも、これから四国を一周しますよって気持ちになりますね。こちらの掲題にあるお店でご朱印帳も購入しました。もっとも四国八十八ヵ所巡りではご朱印ではなく、ご納経と言うそうです。本来八十八ヵ所巡りでは、各お寺で真言宗のお経である般若心経を唱え、納めます。お参りをした(納経をした)印としていただくのがご納経(ご朱印)です。私は真言宗の信者ではなく般若心経も唱えられないので、お参りして真言を唱えるだけにさせていただきました。
二番 極楽寺
三番 金泉寺
四番 大日寺
五番 地蔵寺
六番 安楽寺
七番 十楽寺
八番 熊谷寺
九番 法輪寺
移動して、お寺の駐車場にクルマを停め、お参りしてご納経(ご朱印)をいただいて、また移動。その繰り返しです。このあたりまでの所要時間は、約2時間。1ヵ所20分弱と、飽きないペースで進みます。
十番 切幡寺
このお寺について目にした看板が、こちらでした。
もう、この看板だけで気持ちが凹みます。さらに駐車場には。
猪がいました。自然の中に入っていくんだなあという事実が、階段を上る心と脚を重くします(笑) それでも滞在時間は20分程度でした。
十一番 藤井寺
ここら辺りまでが、徳島市近郊に集まっています。十一番 藤井寺から十二番 焼山寺までは約1時間の道のり。しかも道が整っていない部分があります。全編にわたって山道ならまだいいのですが、急に道が広がって広域農道のようになったかと思うと、ぎゅっとせばまってセンターラインもないような道になったりします。場所によってはガードレールもなく、路肩のすぐ向こうには渓谷が広がっています。明るい時間だったので景色は良かったのですが、運転に集中しなければならないので景色を楽しむ余裕はありませんでした。下の写真は、前後にクルマがいない瞬間を見計らって一次停止して撮影したものです。
十二番 焼山寺
こうしてたどり着いた焼山寺から徳島市内に戻る途中に、次の札所があります。そこまでまた、約1時間のドライブです。
十三番 大日寺
大日寺にお参りした後、徳島に住んでいる友人に会い、喫茶店でちょっと休憩。1歳児のお嬢さんのかわいらしさに癒やされてから、次のお寺へと向かいました。この後はまた、徳島市周辺のお寺が続きます。
十四番 常楽寺
十五番 国分寺
十六番 観音寺
十七番 井戸寺
十四番 常楽寺から十七番 井戸寺までで約1時間半。この辺りも札所の密集地帯です。
井戸寺のお参りを終えた段階で、時刻は16時半。次の十八番 恩山寺まではカーナビによれば約1時間の道のり。徳島市内を通り抜けるルートでもあり、混雑が予想されました。お寺でご納経(ご朱印)をいただけるのは、朝7時から夕方17時まで。どう考えても間に合わないので、初日はここまでにしました。
キャンピングカーならでは! 次のお寺の近くで車中泊
徳島市の南にある小松島市まで移動し、道の駅 公方の郷なかがわで一泊。近くに入浴施設もあり、のんびりと過ごせました。
ご納経をいただけるのが7時から17時と決まっているので、札所巡りをしているとどうしても夕方早めに手が空いてしまいます。そのまま早く寝て、翌日は早く起きて次のお寺へ行き、と自然に健康的な生活になります。朝5時半には起きて身支度をし、7時頃に十八番 恩山寺に着くように出発します。
十八番 恩山寺
十八番 恩山寺には、他のお寺のような山門が見当たりませんでした。駐車場よりも手前にあったのかもしれません。
十九番 立江寺
二十番 鶴林寺
十九番 立江寺から二十番 鶴林寺までの道のりは、勾配がきつく運転も厳しい道でした。特にキャンピングカーは全長も重量もあるので、つづら折りの道路は得意ではありません。上りも下りも、かなりタイヤとブレーキに負担を強いてしまいました。
二十一番 太龍寺
二十一番 太龍寺にお参りするには、大きく2つのルートがあります。ひとつは、近くの駐車場まで行ってそこから約1時間徒歩でお寺を目指すルート。もう一つは、1992年に開通したロープウェイを使うルート。徒歩ではなくクルマで札所を巡ろうというズボラな私ですから、もちろんロープウェイで太龍寺を目指しました。
太龍寺ロープウェイはまず那珂川を越え、それから山をひとつ越えて太龍寺へ向かうという、景色の変化も楽しめるロープウェイです。
二十二番 平等寺
二十三番 薬王寺
このお寺には、徳島在住時代に何度か来ています。厄除けで有名なお寺で、階段の一段一段にお賽銭を置きながら上がります。最初が33段の女厄坂、その後に42段の男厄坂が続きます。おわかりの通り、厄年の段数になっている訳ですね。私は現在満41歳、数えで42歳の本厄に当たるので、思いを込めてお賽銭を置きながら上がりました。
子どもの頃には、自分の年齢だけ置けと言われてもせいぜいが十数枚、しかも若いからだ。不惑も過ぎてから、一段ずつ腰をかがめてお賽銭を置きながら階段を上がるというのは、予想以上に苦行でした。
ちなみに本堂に向かう階段手前の寺務所で両替してくれますので、小銭の手持ちがなくても安心してください。
さて、ここまでで徳島県内の札所巡りは終了。所要時間は約14時間でした。
【おまけ】えへへへへ