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鮫とオオタニと私 (3)

各地をキャンピングカーで巡りJAWS-UGを楽しく取材

 あちこちの支部の勉強会や、イベントを取材させていただきました。特にJAWS Festaなど東京以外で開催される大型イベントの取材は、仕事抜きで遊びたくなるほどいい雰囲気で、取材を重ねるたびに楽しい思い出が増えていきます。

 JAWS-UGはとてもまとまりのある団体で、横のつながりも強く、取材しやすいユーザーズグループだと想います。次第に、私の顔と名前もJAWS-UG内で知られていくようになりました。

鮫とオオタニの威を借るシゲモリ

 JAWS-UG内で知られていくうちに、なんとなく違和感を覚え始めました。ひとつは、みんなこんなに意欲的に活動しているのに、私はそれをうまく伝えられているのだろうかという想い。どこに行っても、歓迎されます。JAWS-UG on ASCIIから来た記者だからであり、結局のところ鮫とオオタニの威を借りているだけなのではないか、そんな想いに駆られることもあります。もちろん、みなさんがもっと真摯に向き合ってくださっているのはわかってはいるのです。でも、心のどこかで「看板や後ろ盾があるからだ」という想いがくすぶるのです。

 もうひとつは、「なんだ、結局みんな自分たちでつながってんじゃん」ということ。これはJAWS-UGが特に横のつながりが強いユーザーズグループだからかもしれません。何も私なんかが取材して紹介しなくても、みなさんちゃんとつながっているのです。誰かの噂をすれば、遠く離れた地でもちゃんと話題が通じます。とてもいいことなのですが、じゃあ私は何を取材して何を伝えればいいのだろうか。そんな原点を揺るがす想いでもありました。

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