今までありがとうございましたー音楽劇「君の名は希望」連載終了に寄せて
音楽劇「君の名は希望」を最初から読む
やっと連載終了!
何より私が最後までたどり着いたことに驚いています。最後まで書き上げた原稿だったので、それを少しずつアップすれば良かったのですが、それも辛くなった時期がありました。
やはりスキを頂けたことがいちばんの励みになりました。読んで下さった方がいてこそ続けられました。ありがとうございました。
さて、これから振り返りとしてまず今回の作品で達成出来たこと、今後の課題、そして次回作の構想の順で連載を振り返ります。
達成出来たこと
①基本的な構成作り
大まかな構成については以下の脚本術の本を参考にして骨格を作りました。
こちらは翻訳の本なのに一気読み出来ます。シナリオ作りはビジネスの現場でも生きます。脚本家志望でなくても楽しく読める本です。
物語の構成でいちばん参考にしたのはこちらの作品です
映画の奇跡を感じさせてくれる山田洋次監督の名作。日本映画史上に残るロードムービーの傑作です。
ただ舞台の構成は「これで終わり?」と思わせてもうひと捻り加えるのがポイントで、そこは工夫しました。
②緻密な伏線の回収
脚本を書きたい、と願って25年、プロットが組めないと悩み続けた日々でした。でも伏線を張るのは意外と簡単でした。とはいえそれも物語の骨格の基本が出来てこそ生きます。
③キャラクター設定
キャラクターを作り込む大切さを知ったのは実際に書き進めてからです。通り一遍のセリフしか書けないことに悩み、それぞれのキャラに性格を与える必要が分かりました。
次への課題
①書く準備を入念に
これはこちらの記事で書きましたが、巨匠倉本聰さんの脚本術に倣い、キャラクター設定と、生い立ちを書いた年表を作ってから構成を練る、という順序で書きたいと思います。
②場面設定をよりシンプルに
セリフのやり取りをコンパクトにした方が、本当に伝えるべきセリフが生きる、このことは本作で学びました。そこで最小限の設定で物語を進めなくては、と感じました。
③キャラクターとプロットの関係を考えて書く
先ほど伏線の回収は意外と簡単、と書きましたが、納得の行く伏線回収は、それによってキャラクターの魅力が引き立つことで生まれます。物語の最後に主人公の本当の思いが分かる、というのは物語の定番ですが、その主人公の人柄をより深掘りすることでラストの感動が生まれます。
プロットと登場人物の設定は物語の車の両輪です。どちらが勝ち過ぎても面白い物語にはなりません。
次回作の構想
次回作については触りだけお伝えします。
音楽劇「君の名は希望」をお読みの乃木坂ファンの方は「なぜ初期の歌だけ使われているのか?」と疑問に思われたに違いありません。
実を言うと、最初から2部作の構想があり、後期(厳密にはベストアルバム「Time Flies」まで)の作品でもう1作書きたいと思います。
「君の名は希望」では高校が舞台でしたが、今度は大学で出会った仲間と、その仲間の卒業後のストーリーになります。定番の青春ストーリーに直球勝負で挑みたいと思っています。
こちらの舞台作品のタイトルは後日お伝えします。
まとめ
これまで音楽劇「君の名は希望」連載終了について、読者の皆様への感謝と次回作の構想を書きました。
音楽劇「君の名は希望」はこれからも生き続けます。幸いにもいくつかの共同運営マガジンへの参加の招待をいただいております。少しずつリニューアルしながら、様々なメディアに発表をさせていただきます。
今までお読みいただいてありがとうございました。
また、貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。
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