作業効率上げるために作画配信してたらなんかベスト5に入って収益化決まった話
はじめに
2か月半ほどほぼ毎日作画配信している「ミラティブ」。ここ1週間ほどお絵かきジャンルという界隈のランキング戦に参加していました。
結果は、4位。配信始めて2か月半、さらには基本無言でひたすら絵を描き続けるだけのまったく華のない配信スタイルながらこれだけの成果を上げられたのはひとえに配信を見てくださった皆様のおかげです。
さらにうれしいお知らせなのですが、このランキング戦でいただいたギフトのポイントにより、配信で収益化ができるようになりました。まだ微々たるものなのですが、試しに始めたところから2か月半でここまで来れるというのは全く予想もしておりませんでした。
さて、このランキング戦(以後「絵ラン」)をやって思たことなどを以下とりとめもなく連ねていきます。
漫画を描く配信の希少性
イラストを描く配信者は山ほどいたが、漫画を描く配信者はまだ少ない。
自分を含めて3人くらいしか見かけなかった(おすすめなどのフィードに浮上しなかっただけかもしれないが)。漫画を描いている配信で驚かれたことに驚いた。
男性配信者の安心感
ミラティブは女性配信者が多く、男性は少ない傾向にある(少なくともそのように感じる)。配信中、
「女性の配信だと入退室が自由に行いづらい雰囲気である」
「配信者が女性なうえに中高生と非常に若く気まずい」
といった意見をいただいた。そしてそれゆえに「男性の配信が安心できる」と。これは盲点であった。
絵描き枠と言えど結局は雑談枠
絵はあくまでもゲームと変わらず、一つの話題のきっかけに過ぎない。絵の制作工程よりもリスナーとの会話の方にエンタメ性が見いだされている傾向にある。プロセスエコノミーの観点からすると、作品そのものよりもそれができるまでの工程や作った人間の人となりに価値を見出していくのが最近の創作界隈であり、AIのクリエイティブに対抗できるファクターであるとも言われている。私の方針としては前者の作品ができるまでの工程を見せることを重視していた。しかし、どうも絵ランにおいては作品そのものの出来不出来や制作工程よりも雑談の方に価値を置かれるように感じる。
この条件において、男性は先天的に不利であると考える。
男性と女性では会話の目的が異なると言われているためだ。
男性の場合は単純に考え方や事実、数字など伝えるべきことを過不足なく伝えるために会話をする傾向にある。
一方で女性の場合は、その大部分が感情の吐露であることが多く、具体的な行動に繋げていくことよりも感情の理解共感を求める傾向にある。
つまり、絵よりも雑談が得意な人が比較的上位に上がりやすい傾向にあり、話を聞いてほしいという目的のもとに会話を継続できる人が結局絵描き配信でも強いということを痛感した。そしてそれらの能力は女性の方が長けている傾向にあるために女性がランキング上位にいる率が高いと考えた。
そう考えると雑談が苦手な私が絵ラン4位なのが奇跡に思えてきたぞ(笑)
今後トップ3を取るとしたら?
雑談力を強化して常に話を途切れないようにする
エンタメ性を意識する
あたりが課題となりそうな気がする。ただ、配信を行う目的はプロセスエコノミーへの便乗ももちろん、制作効率の向上と制作の楽しさの向上である。そこははき違えないようにしていきたい。
ちなみに、上位配信者はギフトコインに応じた依頼を受けてアイコンなどのイラストを制作する傾向にある。コインを投げてもらいやすい環境を創ることでミラクラス(配信者にはレベルがあり、レベルに応じて収益が出る。&1か月スパンでコインなどのポイント数に応じてランクが変わる)を維持。更には視聴者にイラストをプレゼントすることで信頼関係を築くという流れだ。しかしそれに関しては不採用で貫く見込みだ。
漫画やイラストを描く時間を確保したいため。その時間を減らすほどの収益性が見込めないためだ。
なお、そのようなイラスト制作依頼を受ける場合はなにがしかのコミッションサイトか何かを通してちゃんと振込の形式で行う予定である。また、前払いにする。
最後に
ミラティブで作画配信を始めてからいろいろなことが変わった。
漫画の制作効率が上がったし、絵や漫画を描くのがより楽しくなったし、いろんな人と話すことができた。これからも時々絵関係であればランク戦に参戦しながらやっていきたいと思う。
以上
2022年9月17日
茂松吾画(REDしげまつ)