AIとの共存
いまAIの技術が発展して、AIが人間並みかそれ以上のクオリティでクリエイティブな領域もできるようになっているので話題になっている。これにより、クリエイティブな領域ですらもAIに取って代わられ人間は単純な肉体労働しか残らないのではないかというような懸念もされている。私も一瞬そう思ったのだが、サウナで整いながら思いを巡らせている時にふと考えが変わったのでシェアしておく。
今時点での自分の予想だが、おそらく完全にAIに取って代わられて人間がクリエイティブにかかわれる機会が完全消失することはないと考える。
理由は主に二つ。
・人件費の方が安い
・AIと競うことで人間のレベルが向上する
AIよりも人間を雇うほうがが安いということについてはよく言われる。AIより人間の方が安いというのは微妙な気持ちにさせてくれるのだが、良いとらえ方をすれば当面人間の働き口はそうそうなくならなさそうということだ!だが、これに関してはAIを量産し一般化できるようになった時代には大幅にコストが低下して人を雇うより…となりそうでもある。
2つ目のAIと競うことで人間のレベルが向上するということに関して。
AIと人はどう共存すべきかと思いを巡らせていた時に真っ先に思い浮かんだのは将棋の藤井聡太。
彼は伸び悩んだ時にAIに触れ、戦略の幅が広がったという。AIに修行をつけてもらって強くなった事例である。彼とAI について調べていた時にちょうど自分が言いたかったことがほぼそのまま書かれてある記事を見つけたので共有しておく。
つまりは、人間vsAIの図式ではなく、AIに修行をつけてもらって人間の方が能力を成長させていく方向に行くのではないかと考えたのだ。
そう考えてみると途端にAIの進歩が楽しみになってくる。例えるなら、強敵を前にワクワクし始める悟空の気持ちか。もしくは師匠となりそうなツワモノを見つけて修業をつけてもらったらどこまで強くなるんだろうと期待感でいっぱいの悟空の気持ちか。いずれにせよ、「オラワクワクすっぞ!」という感じだろうか(笑)。
ということを先日サウナと水風呂に入って整いながら考えていた、というお話でした。
以上
2022年8月13日 茂松吾画