AIが出来ない仕事は地域の仕事【これから伸びる業界】
“これから伸びる業界”のお話。
といっても、「伸びていく業界ってどこですか?」
「分かりません」、「お答えできません」が率直の感想。
私は、“業界”というよりも、最近よく語られている“AI(人工知能)が出来ない仕事”に従事している方々(法人もしくは個人事業)の“これからの仕事の拡げ方”に注目したいと思っております。
AIが出来ない仕事=人と人をつなぐ仕事
「地域コミュニティ」に従事している方々の仕事を挙げさせていただきますが、それらの仕事は、その地域の魅力を最大限発揮できるような情報発信やブランディングをおこない、地域住民の愛着度を形成していくことで、地域活動の活性化を図っていきます。
福岡を中心に活動をおこなっている、人との関わりで発生する“不思議な出来事”に夢中な『NPO法人ドネルモ』は、地域活動のあり方を変える「地域デザインの学校」という共同学習を20以上の地域で展開し、多種多様な地域活性化の種を蒔いていきました。
これから紹介する『樋井川テラス』(福岡市城南区)も上述の「地域デザインの学校」から産声をあげたコミュニティスペースです。
(代表者の吉浦氏は2015年に西長住校区で開催した「地域デザインの学校」の卒業生です)
2016年7月にOPENした『樋井川テラス』は、“民間の公民館”というコンセプトを元に、商店街(上長尾名店街)や周辺地域の活性化を促し、それらの魅力を高める拠点として活動しております。
メイン事業は、カフェの運営及びレンタルスペース事業となっておりますが、それ以外にも、「ミズベリング樋井川」といった環境活動や、「油山社中」といった森林保全活動といった周辺地域に特化した地域活動も積極的におこなっています。
“人と人を繋ぐイノベーション”
このような取り組みは全国各地で行われていますが、一つ気になる点があります。
『自治協議会』、校区活動をおこなっている地域団体です。
地域活動のスタートラインに立つべき『自治協議会』は様々な問題を抱えております。
それは、“人材の育成”です。
自治協議会の“構成員固定化”で発生する“構成員の高齢化”。この問題については、過去note記事で掲載しましたが、再度あげさせていただきます。
上述の『NPO法人ドネルモ』の共同学習や、『樋井川テラス』の事業は、とても素晴らしい取り組みだと思っております。
ですが、それらの取り組みが大きくなればなるほど、人材が流出し、『自治協議会』の存在意義(活動定義)が薄れていくような気がします。
私も地域活動(校区子ども会の活動)をおこなっていますが、(常時)人材不足に悩んでおります。私だけではなく、他校区子ども会の方々もそのような事を言っております。「人材不足だ」と言っているのは、校区子ども会だけではありません。他の団体(民生委員、社会福祉協議会他)も同様の問題を抱えており、毎年構成員の選出に困っているそうです。
自治協議会の活動拠点(ハブ)は公民館。
公民館とタッグチームを組んで活動をおこなっていますが、人材の育成はおこなっておりません。
残念ですが。
「どうしたらいいのかな?」と考えておりますが、未だ答えが出らず。
残念ですが。
“(地域の)人材教育のイノベーション”が出てくることに期待していいのでしょうか?
この問題が解決しない限り、『地域コミュニティの高齢化問題』はなくならいでしょう。
以上、日刊「書くンジャーズ」マガジン日曜日担当のコモリが、在住校区の自治協議会の活動(主に校区子ども会)をおこなってきた率直な感想を述べさせていただきました。
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