学校で模擬投票を実施する際のポイント
私は2006年から2014年まで「沖縄県明るい選挙推進青年会VOTE」という団体で、選挙啓発活動をしていました。
要は、「若者のみなさん、投票に行きましょう!」という活動です。
2018年9月30日投開票の沖縄県知事選挙に合わせて、学校で模擬投票を実施するところがいくつかあり、つながりのある担当の先生から模擬投票のポイントを聞かれたので、そのアドバイスを以下に残しておきます。
今後必要な方に引っかかればという思いからです。
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〇〇さん、私が考える模擬投票のポイントです。
①公平に情報を提供すること
②公平に投票機会を提供すること
③公平中立に開票すること
の3つです。
①公平に情報を提供すること
生徒に対して教師や学校側から提供する情報は候補者間に差がないようにしましょうということです。
今回の知事選挙であれば4名立候補しているので、4名の情報をきちんと提供しましょう。
一番いいのは、県選挙管理委員会が提供してる「選挙公報」です。これが一番公平です。または、政見放送ですね。
新聞から提供されているものは、2者に絞り込まれた情報になっているので、フィルターが入っていて完全な公平な情報ではありません。
候補者から直接発信される情報も、論点もバラバラなので、公平な情報ではありません。
ここの情報については、生徒が自分たちで直接取得するのはOKですが、提供しちゃってはいけません。
また、教師や学校側から候補者間の論点を決め打ちしてもいけません。
もちろん、教師や学校側から投票意図や意思を出すこともダメです。
これだけしっかりできれば、問題ないです。
②公平に投票機会を提供すること
対象となる全生徒に対して、投票機会をきちんと提供するとともに、投票場所や時間についてもしっかりアナウンスすることです。何度も、何度も。
実際の選挙でもCMや新聞広告に投票の呼びかけがあるのもそのためです。
また、投票箱の管理もしっかりしましょう。
③公平中立に開票すること
開票については、選挙結果が出た月曜日以降に開票しましょう。
これは、模擬投票の結果がホントの選挙結果に影響しないようにするためです。
ですので、月曜日以降に開票して、適切に結果を発表していただければOKです。
以上3つのポイントでした。