見出し画像

#14 ワタシとダイエットその3

詳しくは、#13 ワタシの子宮筋腫物語を読んで頂ければ分かるのだが、例のウイルス禍の中にあって、性懲りもなく微々たる食事制限なダイエットを始めかけた矢先の7月の初めに、人生で初、数日間に渡る高熱を発し、方々の体でたどり着いた病院で即入院を言い渡され、そこから約1年、ダイエットを考える余裕など微塵もない感じで過ごしていたら、今年8月、会社の定期健診にて、今まで以上の体重を計測して、驚愕した。
というのも、今年の3月、件の子宮筋腫の治療のため、子宮の全摘出手術を受け、取り出された子宮(筋腫盛り盛り)と倦んでいた卵管の総重量は  約600gという、通常の子宮の約10倍以上の重さと大きさのモノが体内から取り除かれたので、これでイイ感じに痩せるかと思いきや、なんのことはない、病巣が取り除かれて、ストレスがなくなった体内は、嬉々として、内臓に脂肪を溜め、血中にコレステロールを増やしていたのである。
さすがに、この健診結果には、愕然とした。
考えてみれば、なるようにしてなっていた。
この1年、ダイエットが行える心身ではなかったので、元から運動らしい運動はしていなかったのが、約8ヵ月もの間、休職扱いでほとんど家にいて動かずにいたし、例のウイルスと手術後の体調を考え、マイカー通勤に変えているため、さらに動かず。しかして、食べる量は言うほど変わってないし、飲酒も、量は一時期よりは少ないとはいえ、ほぼ毎日飲んでいて、そりゃあ、太るのである。
私の家系は、父も母も小太り家系なので、太る因子が内包されている。なので、意識しなければ、確実に「太る」ので、これはもう、待ったなしでダイエットに取り組まねばならない。
しかしである。
ここまで読んで下さった方々ならお気づきでしょうが、10年前、数年前と比べて、各段に新陳代謝は衰え、尚且つ、身体能力も激落ちし、今までのような「強い意志」だけでは、到底ダイエットは不可能に思われた。
実際、別で記事にしている、チャコールコーヒーを試しに何もせずに、ただチャコールコーヒーだけを飲んでみても、やはり体重に変化はなく、さりとて、強い運動や激しい食事制限では絶対に続かないし、痩せないだろうという確固たる思いが、私の中に在った。
これは、いよいよ、アラフィフのダイエットというものを今までの「成功体験」は完全に忘れて、一から構築し直さないと、その内高血圧による動脈硬化で、ポクッといくだけならまだしも、中途半端に病床に伏すのは、どうしてもイヤだ。なんのために子宮を全摘出したのか分からない。
長生きしたいわけではないけれど、死ぬ瞬間まで一人で動ける健康体でいたいと思った私は、ここで、改めて、たくさん調べてみた。
そうしてたどり着いたのが、とてもシンプルな方法「水分摂取」だった。

人間の身体の7割は「水分」で出来ている。水分はあらゆる体内器官を正常に動かす重要な成分なのだけれど、加齢とともに、新陳代謝は落ち、若いころなら少量でも保てていた水分などは、痩せて衰えていくばかりの細胞では押しとどめておけず、結果、必要な水分確保がままならず、そうして、血はドロドロになり、内臓には燃焼しきれない脂肪が溜まってゆき、あちこち詰まったり、穴が開いたりして、必要な生命活動が滞っていく。そんなことにならないよう、脂肪はいよいよ溜められ、血の流れは悪くなり・・・・・ああ、悪循環!
こうなると、もはやちょっとやそっとのダイエット方法では立ち行かない。
キッチリ食事管理をして、がっつり運動しなくちゃならないのだけれど、日々の忙しさだったり、加齢による倦怠感だったりで、そんな体力も気力もないし、私は体感してきた。
強い意志の下でのダイエットは必ず成功するが、強い意志を「持ち続ける」ことの難解さを知り、そして、強い意志が折れた先は、強烈なリバウンドが起こり、さらにダイエットへの強い意志は削がれていってしまうことを。

で。水分補給なのである。
別で書いている「チャコールコーヒー クレンズ(CCC) ダイエット記録的な日記」を読んでいただければ分かっていただけると思うのだが、チャコールコーヒーは、その主な成分がチャコール(竹炭)であり、体内の老廃物などを強吸着し体外排出を促してくれる有難い食品なのだけれど、いくら老廃物を吸着してくれようと、これを効率良くかつ確実に排出させるためには、当たり前だけれど、「水分」が必要なのである。しかして、アラフィフの身体は、あちこちガタがきているだけではなく、いろいろと滞っていて、これではいくら性能の良いダイエット食品を食したって、言えば、食事制限をいくらしたって、「痩せはしない」のである。
最初はこのCCCの恩恵を完璧なものにしようと思って、水分補給を考えたのだけれど、調べてみると、その奥深さに目からウロコなことが多くあった。

たとえば、水分補給量は『体重×20ml~40ml』という計算。漠然と、1日2Lの水分を摂ると良いという、うろ覚えな知識では、1日2Lも水やお茶飲むのきついなぁ~くらいだったけれど、理屈が分かると「たしかに」と思うことが多々だった。
その最たるものが、痩せない人は圧倒的に水分量が足りていないということ。どのサイトや記事を探っても、ほとんど同じことが書かれていた。
ましてや、アラフォー、アラフィフともなると、出ていくばかりの水分を意図して取らないでいると、それでなくても落ちてくる基礎代謝量のせいで新陳代謝は悪くなり、肥満に拍車がかかり、体重が増えればそれだけ必要になってくる水分を摂り込まないといけないのに、日常の倦怠感に紛れて、それでなくても大量になる水分補給をおざなりにしてしまって、悪循環に飲み込まれていく。
折角、アラフィフの私にも無理せず続けられそうなダイエット補助食品(チャコールコーヒー)を手に入れたのだから、もう一歩。まずは改めて、アラフィフの怠けまくった身体と向き合うことから始めよう。
そうして、まずは、1日2Lの水(または白湯・熱くないお湯)をとりあえず飲むことから始めてみたら、わずか4日足らずで、体重1.6kg減(※1週間だと約600g減)という数値を目の当たりにして、俄然、私のモチベーションは高まった。

方法としては、2Lの水をただやみくもに飲むのではなく、水分摂取用の保冷タンブラー(600ml)を準備。これに白湯または熱くない程度のお湯を入れて、家の中でも持ち歩いては、少しずつ摂取。朝起きて夜寝るまでの間に、大体4時間~5時間に1杯飲む感じで、この保冷タンブラーを計4杯飲み干せば、必然と2L以上の水分摂取が完了するという具合に、日常の普段通りの生活にちょい足しして、ルーティン化できるようにシステムを構築。また、これに伴い、十分な水分摂取が取れている目安も調べて、朝起きて夜寝るまでの間に行くトイレの回数を計測することで目算が取れることも分かった。健全な体内環境であれば、普通でも5,6回は人間、トイレに行くらしいのだが、私はというと、これが、記憶する限りで、トイレが遠い人だった。酷い時は、朝起きて行って、夜寝る前に行くという有様だったことも多々ある。トイレの回数が5回以下の方は、もうそれ自体が異常事態であると自覚することが必要なのである。
要するに、トイレの回数が少ないということは、必要な水分が足りてないどころか超不足していて、体内活動がすべからく停滞していることを指しているという。それでなくても加齢とともに落ちていくだけの基礎代謝量は、輪をかけて落ちていき、排出されるはず老廃物や毒素は溜まってゆき、体内は澱んでいって、結果、太るし、ちょっとやそっとじゃ痩せない身体が出来上がるという仕組みなのだ。

いずれにしろ、こうした経緯を経て、原点回帰な水分摂取による基礎代謝量の底上げに、ようやく着手し始めたのだった。
現在進行形とはいえ、この記事を書いている時点ではこの水分摂取に取り組んでまだ一週間なので、この続きが書けるのは、年末頃かな―――。


いいなと思ったら応援しよう!