セミの声〜いろいろ思う〜
つい先日、蝉の声を聞いたと呟いた。
先ほどラジオの話題でも,『蝉がミーンミーンと
鳴いてました。。」との言葉を聞いた。
それで、ふと思い出した。
自宅周辺の市街地では、『ミーンミーン』と鳴くセミの声は
聞こえない。
そう『ミーンミーン』鳴くミンミンゼミは,遠くの山にいる
ものなんです。
こう書くと不思議に思われる方もいるはず。
昔,子供が幼い頃に東京方面に遊びに出掛け、市街地の街路樹で
『ミーンミーン』と聞こえた時,ものすごく違和感があつたのを
覚えている。
聞いたところでは,自宅周辺で『シャンシャン』と鳴き叫ぶ
クマゼミは、(当時は)箱根の峠を越えられないとの事。
理由が標高だったか、気温が低い事だったかは忘れたが,
箱根が太平洋側の北限との事。
関東にたまにいるのは,台風の強風に飛ばされたはぐれもの
(はぐれもの同士が出会い繁殖に至るケースはほぼ無いらしい)
どこまで本当かは知りませんよ⁉️
どこでも聞くのは,『ジージー』鳴くニーニーゼミ(灰色の
小さいの)とか、『じーーー〜〜〜ッ』(ジリジリジリかな)と
鳴くアブラゼミ(茶色の奴)
前述ミンミンゼミとか、『カナカナカナ』と鳴くひぐらしは、
山の方なら声は聞く。が姿を見かけることはほとんどない。
秋口になれは、『星つくつく』のツクツクホウシが鳴く
一番好きなセミかな。(鳴き声も姿も)
また、随分前に梅雨前に、長野の山ぎわの道でニーニーセミとも
アブラゼミとも違う声を聞いて,調べたら、『春セミ』らしいと
言うことになった。とても大きな声だったが、身体が小さい
らしくて,結局見たことがない。。
自分が小学生の頃(半世紀前か😱)実家の近所の公園に
セミ捕りに出掛けた。虫籠とセミ捕り用のたも(3mくらいの
釣り竿の先に小さな布の袋を付けたもの/市販の網だと
セミの足が絡むのであえて布に変えていた)
木の上の方を探すのだけれど、視力が良くてもなかなか
見つからない。そんな時は目を瞑り鳴き声を追って耳で探した。
こんなことばかりしてたから,音の発生源を方向・位置を
判断するのはかなり正確にできた。遠くにいる鳥をの鳴き声で
見つけたり。
半世紀経ったら,耳半分が不通になり,空で泣いてるヒバリを
見つけられないことを、先日気付かされガッカリしたけど
セミ捕りで捕った蝉は,自宅まで持って帰ってきて親に見せて
(満足感が得られたのか???)そのあとは全部、解放。
かっこよく言えば、キャッチアンドリリース(当時そんな言葉は
聞かないが)
虫が苦手な息子達はセミ捕りはしなかったが,長男は、何を
思ったか、毎日、近所の木に何匹止まっているかを数えてきて、
グラフを作って、夏休みの課題にした。グラフに貼る折り紙の
セミを折るのは大変だったが
(やばい親の手伝いがバレちゃう)
セミの声にはたくさん思い出が繋がっていますね