人生で初めて筆談した。泣いた。
12月10~16日に東京に行った。
2020年に入って2ヶ月に1回東京に行って仕事をしているが、大阪と変わらず色んな人の家計の相談に乗っている。
東京に行く時は数名だが対面で面談するようにしていて、インスタのストーリーズで「相談に乗りたい人いませんか?」と声をかけると、ある人から連絡があった。
その人は耳が聞こえない人だった。
商談はいつも声と身振りを使っているが、今回はそういう訳にはいかない。
相談は筆談になるだろうと思って、面談前日にホテルの近くのコンビニでノートとペンを用意する。
面談当日。
いつものようにコーヒーを用意してスタート。
まず、相談してくれたことに対して「ありがとう」の文字を書いた。
彼はすごく緊張している様子だったが、スマホのメモに用意していた文章を見せてくれた。そこにはこんなことが書いてあった。
・大阪で6年間住んでアルバイトをしていたが、人間関係でしんどくなり3年間は障害年金のみで生活して貯金を切り崩していたこと
・働いていないことでお金に対して怖いと思うようになったこと
・そんな中、母親が心配しながら応援していること
・母親に迷惑をかけないように、自分で全部支払えるようになって、母親に借りたお金を返していきたいこと
・大阪と比べて東京は生きにくいと感じたこと
詳細をノートで質問していくと、彼の一文字一文字から悔しい気持ちと頑張って生きていきたい気持ちがひしひしと伝わってきた。
「母親に恩返しがしたい」と彼がノートに書いた時、僕はいつの間にか泣いていた。
すると彼はハグをしてくれた。涙が止まらなくなった。
彼の過去にあった辛さは彼にしか分からないが、「なんとかしてあげたい」という気持ちになった。
本題に移り、家計を見せてもらうと、やはり障害年金の手当てだけだと生活は厳しいものがあった。
ただ、彼の趣味には「カメラ」があった。
インスタグラムを見せてもらうと、カメラ越しに写った素敵な人たちの写真が載せてあった。
言葉で表現するのではなく、カメラで表現して稼いでいくのはどうかと提案してみた。
すると「不安だけど、やってみたい」と答えてくれた。
彼次第にはなるが、出来る限りのことはサポートしていこうと思う。
表現できる武器があるなら、その武器で人を喜ばせていって欲しい。
出会ってくれてありがとう。
【お願い】
これは僕からのお願いなんですが、彼のインスタグラムを見ていいなと思ったら、応援してもらえませんか?彼、すごくいい写真撮るんです。
インスタをフォローするだけでも構いませんので、よろしくお願いします。
(筆談後、インスタントカメラで撮ってくれました)
彼のインスタはこちら↓