親の資産を把握しておくべき理由
こんにちは、節約お兄さんです。
最近、相談者の方から「親御さんの保険も見てほしい」という相談が増えてきました。
僕の相談者の年代が20代後半~30代の方が多いのですが、その年代となると親御さんは老後の生活を迎えているご家庭が多いです。
そこで皆さんに質問なのですが、
「親御さんの資産、把握していますか?」
「Yes!」と答えられた方は問題ないでしょう。
ですが「No!」と答えた方、少し危険な匂いがします。
その理由についてお伝えできればと思います。
では、いきましょう!
1.親の資産を把握していない方はたったの1割
日刊SPAのあるアンケートによると、親の資産について質問をぶつけたことのある人は11.7%だそうです。
【※(複数回答可)40~50歳男性300人が回答】
・タンス預金や貸金庫の存在を把握している 2.3%
・実家の資産価値を把握している 5.3%
・親が保有している金融商品(株式、投資信託など)を把握している 5.7%
・メインバンクの貯金額を把握している 8%
・親が加入している保険を把握している 8.3%
・親の資産について親に尋ねたことがある 11.7%
・メインバンク以外の銀行口座の存在を把握している 11.7%
・親がもらっている年金額を把握している 16.7%
・いっさい把握していない 70%
「出典元:日刊SPAを引用する:https://nikkan-spa.jp/1503818/2
アンケートになるので全国的な情報ではありませんが、「把握していない」という方は半数を超えています。
ただ単に把握していないという方もいらっしゃれば、聞きづらいという方もいらっしゃるかもしれません。
もし把握していないとどうなるのかをイメージしてみました。
1.貯金していなくて生活カツカツになっている
「うちの親は大丈夫だろう」と考えているそこのあなた。
老後破産の危機に晒されている家庭は7割です。
親御さんが子どもに対して養育費や教育費を出し切った後のことを考えると、貯金がないのも考えられます。
また親御さんは保険を見直していない可能性も高いので、保障を掛けすぎて全然手元にお金が残っていないのもよく聞く話です。
もし貯金できていなければ、子どもであるあなたが親の医療費や生活費を負担しないといけないかもしれません。
親御さんのためにも、自身のためにも、貯金をしているかしていないかは早めに聞きましょう。
2.相続でモメる
親が万が一になった時に起こる「相続」ですが、ほとんどの家庭は「争続」になります。
預金や生命保険、有価証券や不動産など、あらゆる資産を持っている親御さんであれば相続税がかかる可能性はありますし、子どもが2人以上いる場合となると「生前贈与で長男にだけ現金を降ろしていた」というケースもあったりします。
他の兄弟からすると不満かもしれませんが、把握していないと贈与していたかにも気付くことができません。
また兄弟だけでなく、その配偶者が口を出すこともあるので、モメる前に話をつけておきましょう。早いことに越したことはないので。
また、親御さんが万が一死亡された場合、一から資産を把握しようと思うとかなり大変な作業になります。
これは僕の父親の話ですが、祖父の相続の確定申告が完了してから、ひょこっと祖父の隠し資産や通帳が出てきたりすると修正申告をしないといけなかったり、かなり面倒だったと言ってました。
把握していたとしても予想外なことが起こるかもしれません、今のうちに面倒なことは潰しておきましょう。
3.事前に把握することができれば対策ができる
親御さんの資産を把握することで、
・家計の見直し
・相続税の対策
ができます。
親御さんと話し合うだけでなく、兄弟とも話し合ったりすることで揉め事は減ります。仮に今揉めたとしても、親御さんが亡くなる前にはしっかり話し合えば問題ないので。
ただやっぱり話を持ちかけるとなると勇気が必要だと思います。僕も親の保険を見直すのにすごい勇気がいりました。
でも見直してから、親に感謝されたことは今でもいい思い出として残ってます。
みなさんが一歩踏み出せるよう、祈ります!
では!!
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