備えあっても憂いあり?地震に備えるための4つのこと
昨日、東北地方で地震がありました。
震源地は福島県沖で、震源の深さは55km、地震の規模を示すマグニチュードは7.3です。
気象庁によると、10年前の東北大震災による余震だと考えられており、これから1週間は余震が続く恐れがあります。
日本は地震が特に多く、世界中の大きな地震のおよそ20%は日本であると言われています。
また前々から言われている南海トラフ地震は30年以内に70~80%の確率で発生すると国土交通省で発表されており、いつどこで発生してもおかしくない状況です。
つまり、日本にいる限りは地震と付き合っていかないといけません。
地震が起きると必ずと言っていいほど各SNSで注意喚起の発信が増えてしまいますが、正直そのツイートをしてから対策をしたとて意味がありません。
今回起きてしまったことは仕方ありませんが、このnoteを見られた方は必ず防災対策をやっておいて欲しいです。
このnoteは注意喚起の記事となっております。
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家具の置き方を工夫する
まず、家具の置き方に関して。
地震の30~50%の負傷者は家具類の転倒・落下・移動が原因です。
高さのある食器棚や本棚が倒れている画像を見たことはあると思いますが、棚が転落することにより棚だけでなく棚の中に入っている皿や本なども怪我の原因となります。
対策としては、
・家具を壁にL字金具で止めておく
→賃貸で壁に穴を開けたくない人はシールで固定するものもあります
・キャスター式の棚は下皿を配置する
などがあります。
「1つだけでいいかな」と思わずに、併用できるものは全部やってしまいましょう。備えあれば憂いなしです。
食糧・飲料の確保
災害の発生直後は、公的な支援物資がすぐに届かなかったり、物流が滞ってコンビニやスーパーから食料品がなくなったりする事態が想定されます。東日本大震災でも感じたこととして、都内は災害の復興が早いのにも関わらず、地方は復興が遅く食糧難に陥る可能性が高くなります。
食糧や飲料のストックは1週間分が理想とされています。家族の人数によっても量は変わるので、用意する量は家族と相談してください。
【必ず用意しておいて欲しいもの】
・水(1人1日2~3L程度×人数分)
・カセットコンロ、ボンベ(1日1本消費を目安に)
・米2kg×2~3袋
・カップ麺類×6~10個
・パックご飯×6~10個
・レトルト食品(パスタソース・カレーなど)
・缶詰(肉・魚、お好みのもの)
・インスタントみそ汁や即席スープ
など、比較的日持ちのいいものを常備しておきましょう。
日持ちがいいといっても賞味(消費)期限があるので、切れる前に消化して買い足すなど工夫をしてください。
防災グッズの用意
食糧や飲料の確保とは別に、防災グッズを用意しておきましょう。
防災グッズを使うケースは以下の通りです。
・ライフラインが謝絶されたとき
・家から避難所または遠い場所へ移動するとき
また防災グッズには2つの種類があり、一刻も早く家からでないといけない際に持っていく「持ち出し用」と(一次避難)、被災した家屋を離れ集団生活をする「防災用」があります(二次避難)。
最低限必要なものはこちらです。
印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、
ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、
ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池
総務省消防庁データベース「地震などの災害に備えて」より引用
Amazonや楽天などでも防災グッズがまとめられているので、よければそちらも参考にしてください。1から揃える場合は防災セット、足りないものを補う形であれば単品購入でいいかと。
火災保険の確認
次に忘れてはいけないのが火災保険の確認です。
FP時代、火災保険の見直しをしていたのですが、「火災保険の内容を覚えていますか?」という質問に対して回答できた方はほんのわずかでした。
「保険の内容を絶対に覚えておいてください!」とは言えませんが、1年に1回くらいは見返すようにしておきましょう。
また、「火災保険だから地震による火災も大丈夫」と思っている方もいらっしゃいますが、地震による火災は地震保険に加入していないと補償されません。
近年台風や地震も増えてきており、それに伴い地震保険の保険料が高くなりつつありますが、必要コストだと思って加入しておくことをオススメします。
防災はあくまでも災害時のパニックを軽減させるもの
さいごに、当たり前の話をします。
「なにかあってからじゃ遅い」ということは皆さんも重々承知だと思いますが、災害が起きた際は恐怖や不安が襲いかかります。防災グッズがあったとしてもその感情がなくなることはありませんが、防犯グッズがないことによりその恐怖や不安は増えてしまいます。
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、災害時に関しては備えがあっても心配事が0になることはありません。
「防災グッズは保険だ」と思って、大事な家族を守るためにも備えておいてください。
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