見出し画像

「ローカルかつグローバル」【高島プラン】2022年参加者レポート①

プラン参加の目的や訪問する土地についてあらかじめ知っていたことについて

昨年度のしがワークスティで高島コースに参加したことがあり、今回は2回目でしたので、ツアーの目的を理解していて、ある程度町の雰囲気も想像できました。一方、前回と全く違う分野の企業や会社に訪れたからか、かなり全体のイメージは1回目と違っていました。(前回は製造業だけでなく一次産業である林業も入っていました)

1社目の体験内容や企業の魅力について

1959年創業されていて堅い事業を展開する総合建設業の印象でしたが、今後、三代目となる現・専務の人柄か、とてもフランクかつアグレシッブ前向きな姿勢を見受けられました。社員のオフタイムの過ごし方も同様にフランクでアットホームな感じで印象がよかったです。
 
さらに「しがワークスティ」の魅力は、普段なかなか入ることのない企業の内部を見学するのと同時に他の参加者はどんな背景を持たれる方でどんな話の展開になるのかが、毎回現地に行ってからの楽しみです。今回は IT や DX に対して知見を持たれる方がいらしたおかげで、i-Construction をはじめ、業界に関する深い話や課題などをお伺いすることができてよかったです。

2社目の体験内容や企業の魅力について

とにかく予想を超えた立派で現代的でスマートなオフィスに圧倒されました。1社目同様に歴史の長く「堅い」イメージのある業界(製造)ですが、これもまたアグレシッブにクリエティブに新規分野を開拓されている姿勢に感銘を受けました。新規事業のアウトドア製品はまだ全社の売り上げシェアを大きく占めていないが、マーケットに対してよく調査され、把握された上でターゲットを定めクオリティの高い商品を開発された印象でした(本当におしゃれなアウトドア製品でした)。
 
また、社内に社員の趣味などによって立ち上げられている数々のサークルの存在も新鮮でした。今までの会社はそんな仕組みはなかったので、仕事上の活動だけでなく社員のオフタイムの充実度やサポート(サークルは補助金が支給されるそうです)、社員同士の交流やネットワークを促せる意図など、社員の暮らし・生活全般を前向きに応援しようとする姿勢はお見受けできました。

移住経験者との交流で気づき

前回もそうですが、やはり参加者一人ひとり異なる経緯や目的を持ってツアーに参加されていると感じました。たとえ同じ「移住」に対しても候補地探しのクライテリアがそれぞれ違って、大事にしているところや気にされているところは違います。移住に向けての段取りの考え方も異なります。そういう違いはどれも結構参考になったりします。

何より毎回移住された方全員、充実と満足されている様子を伺えてそれが印象的でした(まだ移住3年未満というところもあるでしょうが)。移住10年以上で会社勤めの方に話を伺ったらもしかするとまた違う目線の話が出たりするかもしれませんね。

地方で“はたらく選択肢について

グローバルな企業があるにも関わらず、会社が所在する場所によってこの勤務地で採用する人材やポジションが都会や中心部と違うことはある、ということはなんとなく3回のツアーを通して確認できました。では、都会にある大手人材紹介(高収入系)会社を通さずこういう風に地方に直接に入ってアプローチして転職活動すれば同じくハイクラスのポジションがオファーされるかというと「多分違うな」という感覚は否めません。

ただポストコロナの今、おそらく転職活動においてもそのギャップを埋めたい考えが多いのではないでしょうか。都会で良い仕事をゲットしてリモート可能にしてから地方移住、というアプローチしかないのかなど、疑問も抱きます。まだまだこれからも模索し続けます。

立ち寄ったコミュニティスペースで感じた地方の魅力について

昨年度の高島ワークスティで一度お邪魔したことがあったため、初めてではありませんでした。環境を配慮した建材や家造りが相変わらず心地よく風が吹き通る空間でした。目の前に田んぼが見えて、室内は温かみのある木材をふんだんにインテリアに使われて、とても落ち着いてリフレッシュしながら参加者同士の交流を図り、一日の振り返りができました。
 
移動中は前回同様に高島市の風景としては高い建物がなく空が広く見える印象でした。しかし今回案内された2社はどれも想像を上回ったレベルの規模の会社で、1社はかなりグローバルな展開もされていて、この長閑な風景と良い意味でギャップがあって驚きの多い回でした。

いいなと思ったら応援しよう!