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よだかの星彫刻碑 風景印と記念碑

 岩手県花巻市にある矢沢やざわ郵便局の風景印には「よだかの星彫刻碑」が描かれています。

 さらに宮沢賢治記念館、賢治の愛した「イギリス海岸」(花巻市にある北上川の河川敷)さらに、小さく賢治と思われる人物も描かれている賢治推しのデザインです。

宮沢賢治記念館

 宮沢賢治みやざわ けんじ(1896-1933)は、1933年(昭和8年)9月21日に永眠しました。死因は急性肺炎でした。岩手日報は「日本詩壇の輝しい巨星墜つ」として葬儀が行われることを告知しています。

 死の前には弟の宮沢清六みやざわ せいろく(1904-2001)に原稿の管理を託し、この原稿は後に「宮沢賢治記念館」に寄贈されました。宮沢賢治ゆかりの地である岩手県花巻市の胡四王山に位置する鉄筋コンクリート造りの建物は、1982年(昭和57年)9月21日、賢治の命日に開館しました。

 「よだかの星彫刻碑」は、宮沢賢治記念館の完成を期し清六の寄付により記念館の前庭に建立、1983年(昭和58年)4月13日に序幕されました。制作は栗原俊明くりはら としあき(1951-)さんです。

 「よだかの星」は、絶望したよだかが星になる結末の童話で、賢二没後の1934年に出版された未発表作品でした。

 青空文庫で「よだかの星」を読むことができます。


記念碑の地図

 花巻市の宮沢賢治記念館の前にあります。記念館は新花巻駅から車で3分ほど、入館料は350円です。


矢沢郵便局

 風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、85円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。

 風景印は1984年(昭和59年)9月21日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。

使用開始日は賢治の命日であり、記念館開館2周年にあたります。

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