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新十津川町の「記念塔」 風景印と記念碑

 北海道新十津川町の新十津川(しんとつかわ)郵便局の風景印には、記念塔が描かれています。

新十津川町

 新十津川町(しんとつかわちょう)は北海道の空知地方に位置し、石狩川の右岸に市街地があります、対岸は滝川市です。名前が示す通り、奈良県の十津川村からの移住者が1890年(明治23年)に開拓したのが始まりです。

 川村たかし(かわむら たかし 1931-2010)が1977年から1988年にかけて発表した移住者の開拓生活を明治から昭和までたどった児童小説『新十津川物語』がこの町を有名にし、1992年にはNHKのテレビドラマになりました。

記念塔

 この記念塔は新十津川町の開拓記念館前にある中央公園の噴水のモニュメントとして建てられています。開拓記念館は町の開基90周年を記念して1980年(昭和55年)に建設されました。

 このモニュメントには特に由来が記載されいないのですが、この場所の近くに『新十津川小学校跡』記念碑があります。その碑には「昭和56.3 三校統合により閉校」と記載されており、その後整備されたものが中央公園とモニュメントではないかと考えられます。

地図

新十津川郵便局

 風景印は郵便窓口で郵便物を差し出す時に押してもらえる赤茶色の絵入りの消印です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらうことができます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらって差し出さずに持ち帰る(記念押印)こともできます。

 新十津川郵便局の風景印は1999年(平成2年)6月20日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日日中のみの営業です。

 風景印で塔の後方に配されているのは、ピンネシリ(山)です。

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