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ポートタワー・セリオン 風景印と記念碑

 秋田県秋田市にある土崎つちざき郵便局の風景印にはポートタワー・セリオンが描かれています。

 風景印にはその地域の誇りとなるものが描かれることが多く、港に建てられた展望塔は、秋田を代表する高層建築物として親しまれています。

秋田港

 現在の秋田港の前身は雄物川の河口にあった土崎湊でした。河川改修により南側に流すよう雄物川の流路を変更し、旧雄物川の河口が秋田運河となり今日の秋田港ができています。

 当時の運輸省では1986年(昭和61年)「ポートルネッサンス21」の名前で各地の港湾開発に民間の投資を呼び込む形で進めました。この構想の下に作られた地方施設の一つが秋田港の「秋田ポートタワー・セリオン」です。

 1994年(平成6年)4月8日にオープンした秋田港のシンボルタワーは高さ143メートルで、100メートル地点の展望台には無料で入ることができます。秋田県では最も高い建築物です。

 セリオンはこのポートタワー・セリオンを含む施設全体の名前です。開業当時は第三セクターによって運営されていましたが、経営が悪化したため秋田市の所有となり、指定管理者により運営されています。


地図

秋田港南側にあり、道の駅としても整備されています。


土崎郵便局

 風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。

 風景印は1994年(平成6年)8月5日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。

ポートタワー・セリオンの全体が描かれています

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