フードデリバリーを辞めた話
こんにちは。
中島です。
ものすごく久しぶりに記事を書いています。
少々バタバタしており、
記事もSNSもストップ気味でしたが、
再開していきたいと思います。
と、まぁそれはこちらの話。
本日はフードデリバリーについてのお話です。
このnoteでも散々書いている通り、
私はフリーランスの軽貨物ドライバーとして活動しており、
いわゆるギグワーカーというヤツです。
今はメインでAmazon Flexで稼働しているわけですが、
当然ながらフードデリバリーにも手を出していました。
私が稼働していたのは「出前館」です。
もはや今後の稼働は検討していない為、
名称も出しちゃって良いでしょう 笑
当時、いわゆる「バブル」の時期で、
2〜3倍ブーストなんてのが当たり前になっていました。
100万円プレーヤーが続出していたあの時期ですね。
一件で2000円オーバーの報酬、
ゆっくりやっていた私でも1時間に3件は出来ていたので、
そりゃ100万円も見えますわね。
Amazon Flexで軽貨物デビューし、
そのまま稼働を続けていた私にとっては
とんでもなく魅力的な仕事でした。
オファー時間に縛られることも無く、
ほんとのほんとに「好きな時間」に出来ますから。
「1時間暇だから何件か運ぶか」
なんてのもOKなのですから、超都合が良いです。
ある日、大型商業施設内のクレープ屋さんで
同業さんと一緒に出来上がりを待っていました。
雨の日だったと思います。
世間話に始まり、
「今日、注文の数やばいっすね〜」
なんて話をしながら、スマホの画面を見ていました。
すると、
「え、ちょっと待って。なんでそれ受けないの?」
と、ツッコミを入れられました。
「だって、今からクレープ持ってこの注文受けたら、
取りに行けないし時間オーバーしちゃうじゃないですか。
無理ゲーですよ 笑」
そう返すと、返す刀で
「イヤイヤ。そんなん関係ないから!
待たせてもOKだからバンバン取らないと!稼がないと!」
との事。
最近は稼働してないので今はどうだか知りませんが、
当時の出前館の注文には受け取り時間とお届け時間の目安が表示されており、
私は基本的にその時間に間に合う(多少は前後するにしても)
と思える注文のみを受注していました。
その為、この同業さんとの会話には大きな違和感を覚えました。
同じ日ではなかったと思いますが、
配達中に表示された注文を早とちりで取ってしまい、
取った後に
「こりゃ全然間に合わねぇな・・・」
という組み合わせで取ってしまったことがありました。
ざっくりですが、
お届け時間を20〜30分くらいはオーバーしてしまいそうな雰囲気でした。
流石にまずいなぁと思い、
拠点に連絡をして注文を別の人に任せられないか相談しました。
返ってきた返答は、
「別に良いっすけど、そのままやっちゃっていいっすよ?
1時間くらいまでは許容範囲っすよ。そのまま行って欲しいっす。」
ざっくりそんな感じ。
丁重にお願いをして、別の人にお任せすることにしました。
この日以来、私は一切出前館での稼働はしていません。
お客さんの事を大切に思えば思うほどに
稼げなくなるシステムだと感じたからです。
逆の言い方をすれば、
「客の都合なんてしーらねっ」
って考えの人の方が儲かってしまうシステムだったからです。
私の住む地域はUberのスタートが遅く
出前館が先行していた為、
何度か注文したことがありましたが、
とにかく届くのが遅い印象でした。
たまたまかも知れませんけど・・・。
しかし中に入って見れば、それも納得です。
常々言っていますし、
会社の理念にも掲げていますが、
私は基本的に
売上とは行ったサービスに対する報酬である
と考えています。
その為、すでに決まった報酬に対して「ついで」
と言わんばかりの適当な仕事をするのが大嫌いなのです。
これが良い事だとか、悪い事だとか、
そういう事じゃないですよ。
「私はそう思う」ってだけです。
どうあれ、
出前館側(拠点)も配達員側もそれを容認しており、
その一員として仕事をする気にはなれなかったのです。
言い方は悪いですが、
当時の配達員は「そんな奴ら」ばかりだった印象です。
こんな記事を書いたのも、
最近SNSで「そんな奴ら」を見かける機会があったからです。
まだアカウントは生きているので情報は届くわけですが、
いわゆる「優先オファー」の受諾率が悪いと。
今後は取らないと評価に影響しますよ、と。
みんなが取らないから遅延の原因になってますよ、と。
そりゃそうだろ、としか思わなかったですけど 笑
SNSでそれに対しての文句をたくさん拝見しました。
そりゃまぁ近いところを取りたいのは理解できますがね・・・。
それを続けた結果、
全体的に遅延が増え、
お客さんが離れているという事なんでしょう。
配達員が悪い、というわけでも無いのでしょう。
システム上、稼ぐ側がこの思考に達するのは自然と言えば自然です。
今のところ配る気も頼む気もしませんが、
もっとうまいシステムが構築されるのであれば、
ぜひ利用(配達員としても)してみたいなぁと思っています。
そんなわけで、
私はひたすらにアマフレの奴隷と化して行くのでした。
ではまた。
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