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東京都の重要文化財(3)の探訪録(建造物)台東区 その2
国宝指定を受けている日光と久遠山以外にも全国にはいくつも東照宮はありまして、国宝以外の重要文化財に指定されているところは、弘前、仙台、川越、岡崎、新城、和歌山、鳥取のもののほか、徳川家康と特にゆかりの深い寛永寺の旧境内である上野の森にもあります。
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ガイドブックにでも載っているのでしょう。この日は土砂降りだったのですが、外国人観光客がそこそこいました。上野動物園の南となりの奥まったところにあります。
まずは石造の明神鳥居がお出迎えです。1633年に寄進された国指定重要文化財です。
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48基ある銅燈籠のうち特に巨大な燈籠が6基あります。これは紀伊、尾張、水戸の徳川御三家から寄進されたものです。大量の燈籠は1628年と1651年に奉納されました。48基がパッケージで国指定重要文化財です。
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唐門です。日光ほどではありませんが、かなり凝った装飾がなされています。もちろん国指定重要文化財です。ただで見られるのはここまでです。
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有料エリアに入り、内側から見たものです。むしろこちらの方が一層凝っている彫刻が確認できます。お金は払うべきですね。
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有料エリアから最初に見えるのは社殿を囲う透塀です。透けて向こう側が見える格子を挟んで上下にびっしりと動植物の彫刻が施されており、細部にわたり金箔がたっぷりと使われています。これも国指定重要文化財です。
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金色殿と言われる社殿です。もう呆れるほど金ピカです。
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権現造と言われる本殿、幣殿、拝殿が一体となった構造です。凝った彫刻が施されているのですが、日光に比べるとスッキリしていてこちらの方が好きな方もいらっしゃると思います。
御存知の方も多かろうと思いますが、東照宮とは東照大権現たる徳川家康を祀る神社で、全国にたくさんあって、江戸時代から残存する建造物の多くが国指定重要文化財です。その中でも国宝の2社とともに上野東照宮は3大東照宮とされるものです。元々は1627年に建造したものを1651年に日光東照宮を参考に造り直したもので、国指定重要文化財です。
上野の森の端にあるとはいえ、上野戦争や東京大空襲の被災を良くぞ避けられたと思います。それだけ御利益ありそう。