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【レポート】2024-25シーズン ティップオフ記者会見(上)

滋賀レイクスは7月12日、メディアの皆様を対象に「2024-25シーズン ティップオフ記者会見」を開催しました。

原毅人代表取締役社長兼スポーツディレクター、中山太プレジデントオブバスケットボールオペレーションズ、眞庭城聖ゼネラルマネージャー、前田健滋朗ヘッドコーチ、選手を代表して野本大智選手と常田耕平選手が出席した会見では、新たな企業理念【LAKES STATEMENT】中期目標【LAKE UP 5 GOALS】であったり、2024-25シーズンの目標についても発表いたしました。

会見の内容を3回に渡って詳細にお伝えいたします。第1回目は原社長兼SDによる発表のレポートです。

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企業理念【LAKES STATEMENT】、スローガン「Lake up together」

この度、長期的な指針、企業理念というところで【LAKES STATEMENT】という名のもと、新たに長期的・継続的な滋賀レイクスの方向性を定めさせていただきました。本日は非常に重要なご報告事項がたくさんある中でも、一番大きなところになってくると認識しております。

早速ですけれども、こちらの【LAKES STATEMENT】のコーポレートスローガンを発表させていただければと思います。

こちら「Lake up together」といいまして、こちらのスローガンとロゴを継続的にコーポレートスローガンとして掲げていきたいと思っております。

【LAKES STATEMENT】、そしてスローガンが「Lake up together」に決まった背景といたしましては、今季で17シーズン目を迎える私たち滋賀レイクスでございますけれども、多くの人に愛され支えられ、ここまでやってきて、バスケットボールクラブとして「滋賀レイクス」という認知だったり、影響をこの滋賀県を中心に発揮させていただいてきたと自覚をしております。

ですが、ここから先の将来に向けては、バスケットボールクラブ以上の存在になりたいと考えておりますし、滋賀県を中心に「滋賀レイクス」というコミュニティーやカルチャーであったり、ムーブメントだったりというのが広がりを見せているとも自覚をしておりますので、プロバスケットボールチームを運営していく以上は当然優勝を目指してやっていくわけですけれども、この「Lake up together」"Lake up"という概念を皆様と一緒に育て上げ、この概念とともに地域活性、より良い社会の実現をしていく、そんな"企業"になっていきたいという思いでこちらを策定いたしました。

"Lake up"というのは私たちが今回、皆様との共通言語として作り上げさせていただいた造語です。どういった思いを込めているのかというのをご説明いたします。

パーパス「The Lake up company / 想いを繋げ、豊かな未来の熱源へ」


存在意義、何をするための企業なのかというところで、そのまま「"Lake up"をする会社です」と定めさせていただきました。「思いをつなげ、豊かな未来の熱源へ」「今日より明日を素晴らしいものにしたい」この想いを"Lake up"という言葉に集約いたしました。

共感が大きなコミュニティになり、新たなカルチャーとして広げ、滋賀からムーブメントをということで、我々の存在意義としては、我々を介して出会う色々な人たち皆様もそうですし、パートナー企業の皆様もそうですし、ブースター、行政の皆様もそうですけれども、"Lake up"という言葉は我々と共に全てのものごとより良くしていきたい、高めていきたい。そういった汎用性のある非常にポジティブで自由な動詞言葉だと思っておりますので、以後この言葉を合言葉にクラブ運営、企業、成長していけたらと思っております。

"Lake up"とは、日本を代表する湖をルーツに持つ私たちが大切にしたい思いを集約した言葉です。やはり滋賀レイクスという名前でもございますし、都市柄もございますし、湖・Lakeという言葉は非常に大切な言葉だと思っております。このLakeという言葉とともに"Lake up"と称呼させることによって「今日よりも明日を素晴らしいものにしていく」という意味を載せております。

"Lake up"という言葉は本当にポジティブで自由な言葉として、皆様の間に広がっていっていただけたら嬉しいなと思ってますし、我々個々人の中にも"Lake up"目標というのがあると思います。私と前田コーチの間にもあると思いますし、組織と組織の間にもです。共通言語として、私たちにとっての"Lake up"って何なんだみたいな会話を、行政の皆様だったり、パートナーの皆様だったりとしていけたら、豊かなコミュニケーションにもなるかなと思っております。

行動指針「Lakes 5 Values」

行動指針、どういった価値観のもと行動していくかというのを5つ策定させていただきまして、LAKESの頭文字をとっています。

こちら策定に立った背景にもつながるんですけれども、フロントのメンバーを中心にインタビューをさせていただき、マネジメント陣の方でもしっかりと議論をし、半年くらいかけて策定した背景がございます。その中のプロセスの中で、ワークショップなんかもやったりしたんですけど、やはり、バスケットボールを生業にしている企業ですので、バスケットボールらしいメッセージに変えさせていただいたりしているところでございます。

例えばですけど「最後の0.1秒までやり切る:といったところで、最後の1秒ではなく、バスケットボール0コンマ何秒で勝負の分かれ道がある競技でもございますので、最後の0.1秒までやり切ると当然ではございますし、基礎となってはきますけれど、全てのことに感謝する。革新に挑み続ける。また我々のフロントメンバーの強みだと思ってますけど、主体的に動く。またレイクス最大の強みだと思ってますけど、フロントやチームだけじゃなくて、ブースターさん、地域の皆様と一体感を持って勝ち進んでいくというところを、私たちの価値観・行動指針として定めさせていただきました。

中期目標【LAKE UP 5 GOALS】

【LAKES STATEMENT】策定後、初の中期目標をこれからご報告いたします。5カ年の目標を立てさせていただきました。フロントの目標はこれ、チームはこれ、ということではなく、5つの一体感のあるクラブとしての目標設定となっております。5カ年目標、5つのゴールというところで中期目標【LAKE UP 5 GOALS】と読んでいただければと思います

競技成績、売上高、社会貢献、ファンベースの拡大、従業員の年収というところでございますけれども、一番上からCS出場。B.LEAGUE PREMIERが開幕した年に絶対にCS出場する。もちろん見先のシーズンでCS出場を目指さないですとか、優勝を目指さないとか、そういったことではなく、明確に掲げるシーズンを3年後に設定しているという意味合いです。それを達成するためにも売上高の17億円をクラブとして何とか作っていかなければいけない。やはり売上高とチームの強化費は連動性がございます。今、我々は12億円を超えているところではございますが、わずか2シーズンで5億円の売上を上げていかなければいけないという非常にチャレンジングな目標設定になっております。やはり、CSを出場していくにはそこをクリアしていかなければいけない。この2シーズンがフロントとしても大変大きな勝負の2年間になってくるかなと認識しております。

3つ目の社会貢献ですが、滋賀レイクスとして、SDGsの活動で特に「環境」「教育」「健康」の3つにフォーカスをして、年間多くの活動をさせていただいております。
ボール寄贈ですとか、防災キャラバンですとか、平和堂様との小中学生無料招待ですとか、たくさんやらせていただいてはいるのですが、こちらの160回という実績回数が、今シーズン目標としている実績の約120%増の回数というところですので、ますます地域の皆様とコラボレーションし、滋賀県の地域課題とも認識していますので、「環境」「教育」「健康」の社会貢献へより注力していきたいと思っております。

ファンクラブ会員6,000人以上という数字ですけれども、今シーズン4,000人の会員様獲得を目指していきます。より良いサービスの提供を今準備しているというところですが、3年後にその150%増6,000人の会員の皆様を迎えられたらと思っております。

また、最後、従業員年収も、あえてしっかりと設定させていただいて、宣言し、従業員に還元をしていきたいなと思っております。高い売上目標を達成していく前提で、全社で今シーズンからよりアクセルを入れてビジネスを進めていきますけれども、その分はしっかりと還元をさせていただきたいとの思いからでもございますし、500万円は滋賀県内の平均年収を上回ってくる年収レンジとも認識していますので、3年後はこちらの年収を提示できるように経営陣としても頑張っていきたいと思っています。

続きまして5年後です。

やはり、プロスポーツクラブとしてやっている以上、トップリーグに参入を目指している以上、こちらの日本一、CS優勝というのは絶対に掲げたい、掲げなきゃいけない目標だと思っております。

明確に宣言をするのが5シーズン後だというところでして、売上高でいうと20億円にアップが必要であると見立てております。

地域貢献活動に関しましては、3シーズン後、さらに120%を200回以上、そしてファンクラブ会員1万人を目指していくというのが5年後の姿、そして従業員の平均年収も550万円以上を目指していく、こちらは全国の上場企業でサービス業の平均年収相当とも認識しておりますので、この5つの目標を全て叶えられるように、まずはこのシーズン頑張っていきたいと思っています。

2024-25シーズンスローガン「Get Louder!」

いよいよ、前田ヘッドコーチを迎え入れて、また眞庭GM1年目の2024-2025シーズンのスローガンと目標に移らせていただきます。

今シーズンのスローガンは「Get Louder!」と決定させていただきました。ご存知いただいている方もいるかと思いますが、昨季「Get Back!」というスローガンの下、1シーズンでのB1復帰を叶えたわけですが、同時に私たちはウイニングカルチャーの醸成、構築、そして将来的な定着をプロセスとして大切にしております。将来シーズンのGETシリーズを継承するかというと、そういうことではないですけれど、昨シーズン優勝という結果とそのプロセスをもってウイニングカルチャーの醸成期はクリアした、ここから構築のフェーズに入っていく中で連動性というのは必要だと考えていますので、そういった思いも乗せてGETシリーズをまずは継承させていただきました。

さらにこの「Louder!」のところですが、私たちの最大の強みは先ほどもお伝えした一体感、具体的にはこのホームアリーナでのブースターさんの声援だと思っています。これをもっともっと求めていきたいですし、選手にはプレーでさらなる興奮を、ブースターさんは声援でさらなるアドバンテージを、クラブはさらなるエンタメ空間を作り上げていくことで、より多くの声援で選手たちがもっともっと声を上げる。リーグ内でも注目される。そういった存在感のところも想起して、「Loud=うるさい」ぐらい目立つ、いい意味で目立つ、そんなチームも目指していっていただきたいと思います。

"Lake up"=すべてのものを良くしていきたいという上昇志向を我々掲げていますので、「Louder!」ということで、さらにさらにという思いをこちらに載せました。

2024-25シーズン目標【3 UP CHALLENGES】

このシーズンの目標に移らせていただければと思います。

昨シーズンは優勝という結果、そして素晴らしいプロセスでウイニングカルチャーの醸成を進めることができましたが、今シーズンは皆さまと一緒にますます一つでも多くの成功体験を積み重ねていく。そういったことで構築期の最初のフェーズを迎えていきたいなというふうに思う中、今回の目標を「チャレンジ」という名前に変えて定めさせていただきました。

2024-25シーズン目標【3 UP CHALLENGES 】という名前で皆さんもぜひ呼んでいただければ、と思いますけれども、3つのチャレンジのシリーズをご用意させていただいております。

①Winning up Challenges


関西ダービー勝ち越し、西地区勝ち越し、全体勝ち越し、勝ち越すマインドというのをぜひ獲得していきたい。関西ダービーの勝ち越しは8試合ございますので、5勝以上、西地区の勝ち越しは28試合ありますので15勝以上、全体勝ち越しは60試合ございますので31勝以上、またこの全体勝ち越しの31勝となってきますと、B1昇格後の最多勝利記録が昨シーズンの佐賀バルーナーズの29勝でしたので、そこもクリアしていく数字ですので、決して低くない、むしろこの目標設定というのは非常にチャレンジだなというふうにも思っておりますが、達成していきたいと考えております。

②Home up Challenges

ホーム連勝ごと、ホームでのUPSETが7勝以上。こちらの定義は、昨シーズンのCSに出場したチームからの勝利。このシーズンホームで13試合の予定スノで7勝以上する。ホーム勝ち越しは30試合ございますので16勝以上。ハードルとしてはやはり低くはないと思っています。ホームアップチャレンジという形で特別に分けて用意させていただいたのは、ホームコートアドバンテージをぜひみんなでもっともっと高めていきたい。ホームでの連勝の価値を皆さんと上げていきたい。そういった思いから、ホームアップシリーズという形で目標を分けさせていただきました。

③Boost up Challenges

来場者数の目標数値です。平均来場者数4,000名以上来場者4,500人以上を5試合以上、最多来場者数4,691名の更新という目標を掲げました。
新シリーズに向けては、座席数を増設してより多くのお客様を迎えられる準備を進めております。また、昨季を踏まえて、この平均4,000名以上というのは最低目標だと思っております。これは間違いなくクリアしていくイメージを我々は既に持っている、といったところでございまして、もう一つハードルが高くなってくる4,500人以上の試合を5試合以上やっていくというところと、4,691人以上の来場者数で最多をまたしても更新していくという目標設定をさせていただいております。

また別途報告させていただきますが、ブースターの皆様を中心に巻き込み型の企画のようなものと連動しながら、より多くの集客を呼びかけさせていただいたりだとか、達成ごとに一緒に何か応援をしながら楽しみながら一個一個のチャレンジをしていけたらと思っています。

こうやって目標をいくつか設定させていただくことで、目の前の試合が何かの目標に対して意味合いを持つことが多くなってくると思っております。例えば関西ダービーの勝ち越しを一つ取ってみても、開幕戦をホームで大阪エヴェッサさんとやらせていただきますので、2勝すれば勝ち越しに大きく前進しますし、ホーム連勝というのももしかしたら開幕戦で達成することができるかもしれない。また、こういったチャレンジがシーズン後半までいかないと結果がわからない。そういったワクワク要素もあるのかなと思い、設定させていただいたところです。

以上となりますが、今シーズンもぜひご期待いただきたいなと思っております。ロスター編成が完了いたしましたけれど、伸びしろが多くある選手と経験値の高い選手の絶妙にワクワクする編成を中山PBO、眞庭GM、前田HCとともに完了することができたんじゃないかなと思っています。10月まで少し期間はありますけれども、ぜひ期待感を持って、またこの滋賀ダイハツアリーナで多くの皆様を迎えられたいなと思っております。

中編へ続く