認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ『子育ての羅針盤』Summary③
(僕がほんの少しだけ裏方で関わらせてもらっている)認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷさんが提供している動画コンテンツ『子育ての羅針盤』の対談動画をサマリーでまとめました!
興味はあるけど、全部見る時間がないかも・・・
という方に、このサマリーをご参考にしてもらえると幸いです!
今回は、わでかくらぶ代表・高山陽介さんとの対談動画です。
※動画は3部構成になっています。
第1部 宿題に苦戦する子への対処法と先生への相談の仕方
■わでかくらぶとは
高山さんは、発達障害・不登校の学習支援の塾をされています。所在地の東京都文京区では、中学受験が当たり前。受験戦争も激しい中で、塾や学校の勉強についていけなくなった子どもたちが、わでかくらぶに通っています。
■どうしたら勉強させられますか?part.1
「宿題がなかなか終わらない!」と、子どもがパニックになってしまうことも。そんなときに、高山さんがどのような視点から子どもを捉え、対処しているのか。先生の手を借りて、子どもの負荷を減らすことがポイントなようです。
■先生に相談しよう
保護者から先生に相談する際、
一歩間違えれば「相談」が「要求」になってしまう
と高山さんは言います。そうならないためにも、保護者と先生との信頼関係が重要なようです。
■先生との信頼関係の構築
高山さんが伝えるポイントは2つ。
①焦らないこと
②感謝を伝えること
先生自身に余裕がないと、保護者からの相談に対して「まるで自分が責められているように」聞こえて自信を失ってしまうことも…。そうした事態を避けるために、連絡帳や直接のコミュニケーションなど、先生とのやりとりについて具体例を挙げながら考えていきます。
第2部 宿題をやろうとしない子への対処法
■どうしたら勉強させられますか?part.2
「自分が困ったから」というお母さん側のこだわりで、子どもに色々と押し付けてしまったり。この場合、子ども本人は困っておらず、お母さんが困っています。
■本人がやりたくやる環境づくり
可能性を広げるための習い事はよいのですが、親が勝手に目標設定してしまって、本人が望んでいないケースも…。勉強への興味(動機づけ)は、学習以外のことから得てもよいはずで、そんな、本人がやりたくなる環境づくりについて考えます。
■子どもには色んな顔がある
子どもは、家や学校、習い事、その場所場所で見せる顔が違うと高山さんは言います。その中で、習い事は「(評判ではなく)子どもとの相性がいい先生がいるかどうか」が重要だそうです。
子どもにとって安心できる場が重要
子どもが安心できる先生、そのままでいいことを受け止めてくれる大人がいる場所は、安心します。
■信頼できる親以外の大人
人とのコミュニケーションにおいて「頼る力が重要」だと高山さんは言います。誰かに頼るためには、子どもの頃から親以外の信頼できる大人との出会いがあり、「大人は信じていい」と知ることがポイント。
第3部 子どもの“やる気スイッチ”の見つけ方
■自分次第で共助はつくれる
いい大人たちに見守られながら子育てできることの安心感。完璧な保護者は存在しません。個人の不完全を社会で支えるつながりは、どうすればつくれるのでしょうか。まずは自分から助けを求めることに始まり、
一方的に頼るのではなく、お互い様の関係性をつくる
ことが重要だと高山さんは話します。
■「できないこと」で成り立つ社会
「できないことがあることで、仕事が生み出される。」と話す高山さん。とある子どもの「やる気スイッチ」のエピソードを用いて、苦手なことがあるから得意な人の役割が生まれる社会と、勉強する理由について紐解きます。
■やる気スイッチの探索
やる気スイッチを探すのは大変で、失敗パターンの多くは、「大人が探して押したスイッチ」で、大人が手を離した瞬間スイッチがOFFになるというもの。親や支援者は、子どもがスイッチのありかを見つけやすいように、モヤモヤの言語化など、整理してあげる役になれるとよさそうです。
■待つのは大変、だけど。
それでも、1人で子ども見守ることは難しいですよね。そこで、横のつながりをつくって、一緒に我が子たちを見守っていくのがよいとお二人は話します。我慢して待つ親に代わることはできないけど、それを誰かに話すことで楽になれる。
誰かに「大丈夫」と言われることに、遠慮しないでほしい。
一緒に悩める誰かがいることが大切なんですね。
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サマリーは以上です!
お二方の対談の中にある”手触り感”が大切だなと思うので、ご関心に沿って、ぜひご覧くださいませ!
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