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【コラム】 第一志望落ち大学生が3年で300冊の本を読んで変わったこと

こんばんは!

最近は本格的に暖かくなってきて公園で青空読書でもしようかな〜?と思う今日この頃です。(って言いつつ結局自分の部屋で読んでるんですけどね笑)



さて、今日は自分が大学生になりたての頃と今を比べて、本を読んだことで何が変わったのかな?ということを考えてみたいと思います。

自分としてはいつの間にか本を読むことが習慣化していたので、今となっては逆に読書していなかった時の生活が想像できません。

しかし読書をしてみて明らかに変わったなと思うことはたくさんあるので、それを今日は皆さんに共有して、読書のきっかけにしてもらえたら嬉しいです!!

読書を始めて変わったこと

まず結論から言うと、本を読み始めて変わったと思うポイントは大きく分けて三つあります。

  1. 勉強は楽しいものだと思えるようになった

  2. 色々なことに疑問を持てるようになった

  3. 自分の価値観が大きく広がった

この三つがいちばん変わったところだと思います。

勉強は楽しいものだと思えるようになった。

まず私は今の大学が第一志望ではありません(今の大学は全然好きなので、今となっては全く気にしていません)。高校受験、大学受験ともに失敗しており、その時はどちらも勉強はあまり楽しいものではありませんでした。

とりあえず受験を突破しないといけないから勉強はしないといけない。ただ自分の中で楽しみを見つけられないとなかなか頑張れない性格なため、退屈な勉強は集中力が続きません。またやっていても自分の身になっているという実感があまりに薄かったと思います。

それでも一応自分の中で納得する大学には入れたのですが、ちょうどその頃はコロナ禍の真っ最中。大学はオンラインで自分の部屋で動画を見たり、zoomの授業を受けるだけ。

しかし読書をするようになってから自分の中での勉強に対する考え方が大きく変わりました。まず、自分で主体的に勉強に取り組めるようになったこと。それまではとりあえず教科書や参考書に書いてあることをできるようにするという姿勢でしたが、本を読むようになってからは教科書に載っている以上のことを調べてみたり、個人的に別の本を買って勉強するなど「自分でやる」ということができるようになった気がします。

色々なことに疑問が持てるようになった

これまで私は与えられた知識だったり情報に対して特になんの疑問もなく接していました。というより、特に深く考えることをしていませんでした。

しかし本を読むようになってから、日常にある些細な疑問だったり、我々が常識として認識していることをあえてもう一度問うてみたりと「自分で問いを立ててみる」ということの回数が圧倒的に増えました。

本というのは「筆者が持つ何かしらの疑問や問いへの一つの答え」が文章になっているものです。つまりそもそも本自体が何かしらの問いから構成されています。

よく「本を読む=新しい知識の吸収」と勘違いされている方がいらっしゃいます。もちろん知識の吸収というのも大切な要素ではあると思いますが、ただ知識を吸収するだけであれば今の時代本である必要性はありません。

また19世紀のドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウエルは彼の著書の中で

読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。

アルトゥル・ショーペンハウエル 「読書について」

と述べていることからも、本の知識をなぞることは本の本質的な役割ではないのです。

むしろ本の役割は、その本を読むことで自ら考えるきっかけを作り出すこと、本の中身から新しい疑問や問いを生み出すことだと私は思います。

自分の価値観が大きく広がった

皆さんは自分がどんな価値観を持っているのかを考えたことがあるでしょうか?きっと自分の価値観についてじっくりと考えてみたことのある人はなかなかいないと思います。私自身も大学に入るまでは全くありませんでした。

本を読むと必ず、自分とは違う価値観や考え方をもとにして論理を展開していく本に出逢います。その時初めて自分の価値観は普遍的なものではなく、誰もが違う価値観でものを考えているということを実感するでしょう。

この経験は非常に重要です。なぜならば、そういう経験がないと「自分の価値観=世間の価値観」と思うようになり、自分とは違う価値観にあった時に相手の価値観を否定するようになってしまうからです。

現在は「多様性の時代」と言われています。そして真の意味で多様性のある社会を実現するには「自分の価値観を相対化して、相手の価値観をリスペクトする」という意識が必ず必要です。

その意識を醸成する上で本は絶好の手段なのです。

読書の意味は自分で見つける

ここまでで、私が本を読むようになって変わったことを三つ紹介してきました。ここまで読んで、「これなら私も本を読んでみたい!」と少しでも思っていただけたらそれより嬉しいことはありません。

しかし忘れないでいただきたいのは、「読書の意味」というものは人によって違うということ、そして自分自身で「あ、読書の意味はこれだ!」と見つけることが何よりも大切だということです。

読書は能動的な活動です。自分から積極的に考え、解釈することで最大の効果を発揮します。そして、たくさんの本を読む中で色々な気づきを得て、自分の価値観や考え方をアップデートしていってほしいと思います。

私自身まだまだこれからたくさんの本を読み、色々な価値観や考え方に触れていきたいと思っています。ぜひ一緒に楽しみながら読書をしていきましょう!!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

ではまた明日の記事で!

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