【コラム】大学生の間にやるべきこととは?
現在私は都内の大学に通う大学3回生です。諸事情あって、3年の後期から1年間休学しており、現在その休学が半年終わり、あと半年残っている状態です。
2024年度も始まって、環境がガラッと変わった方も多いと思います。先週くらいまでは電車でも新大学生っぽい方や、新入社員っぽい方をたくさん見かけました。
それぞれいろいろな思いがあって新しい生活を始めていることだと思います。そんな中、現在大学に丸三年在籍してきた身として「大学生の間にやっておいた方がいいこと」というだいぶベタなことについて考えてみたいと思います。
ここであらかじめ伝えておきたいのは、この記事では安直に「大学生は英語をやれ!」とか「いろいろな経験をしておけ!」などを論じるつもりは全くないと言うことです。
そういうことは他の著名なインフルエンサーや偉い経営者のかたに任せておきましょう。
巷に溢れているそのような一般論的アドバイスではなく、もう少し深く考えてみたいと思っています。そのため、手っ取り早くこれをやればいいんだ!という答えが知りたい人は読んでも拍子抜けしてしまうかもしれません。
その点については悪しからず。
自分で考えて結論を出してみること
先に私の中での結論を出しておこうと思います。
それは「内的な理由で考えて結論を出す経験を積むこと」です。
これは言い換えるならば、周りの人間や情報に影響されずに自分の中で理由をつけて結論を出してみる経験をたくさん積むと言うことです。
こう言われると、日々の生活の中から当たり前のようにやっていると思うかもしれませんが、よくよく見てみると意外とそうでもないことがわかります。
例えば、大学生になるとアルバイトをする人が多いですよね。この時に、友達に誘われたからそこでバイトする、とか周りの人がおすすめするからそこにするというのは、自分で考えて決めたというよりは、周りの影響でそこに決まるという状況の一つといえます。
また、SNSでのトレンドというのも典型的な例ですね。周りの人が行ってたからそのお店に行く、流行ってるから行くというのは完全な外的理由です。
こういった、外部からの影響ではなくて自分の中で色々考えて結論を出して行動してみるという経験を積むのが大学の間にやっておくべきことなのではないかと思ったのです。
自分で考えてみることの重要性
どうして自分で考えてみることが重要であるかといえば、理由はいくつかありますが今回は二つの理由を紹介します。
まず一つ目の理由としては、そもそも外的な理由というのは理由にならないからです。例えば「あなたはどうしてそう思ったの?」と誰かに聞かれた時に「周りの友達がそう思ってたから」とか「ネットで調べたらそうだったから」と答えてそれは果たして正当な理由と言えるのでしょうか?
立場を変えてみればわかりやすいですが、あなたが質問したことに対して上のような回答が返ってきたら違和感を感じるはずです。
このように、自分で考えていない理由というのはそもそも理由にならないというのが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、現代はあまりに情報が多すぎるからです。
現在はインターネットによって、基本的にどんな情報も得ることができます。その恩恵はもちろん大きなものですが、インターネットは情報の量は多いものの、その質についてはあまり信用できたものではありません。
SNSで流されるフェイクニュースや陰謀論の類がその典型ですが、このようにそのまま鵜呑みにしてしまっては騙されてしまうような情報もネットにはたくさん存在しています。
これらの偽情報に騙されないためにも、日頃から一度自分で考えることの重要性が高まっています。
大学生の間に場数を踏むこと
少しトンチのようになってしまいますが、今日のテーマである「大学生がやるべきこと」ということについても自分で考える必要があります。
誰かが言っていた、「やっておいた方がいいこと」を鵜呑みにして、それをやったところでそれがあなたにとって意味あるものになるかは分かりません。
誰かが言っている「やった方がいいこと」というのは、あくまでその人にとって意味のあることでありそれがあなたにもはあてはまるかどうかは実際にあなたがやってみなければ分かりません。
そうはいっても、英語とかはさすがにやっておいた方がいいんじゃない?とか思う人もいるかもしれません。
しかし、英語の勉強など余程ストイックに取り組まなければ役に立つレベルまで到達しません。
やった方がいいからやる、というような中途半端なモチベーションでは到底習得することはできないでしょう。
それならば、今自分がやりたいことを自分で考えてやってみる方がよっぽど意味があるのではないでしょうか?
もちろん、それがたまたま英語だったというのであれば全く問題ありません。そのまま全力で勉強してみましょう。
結局、私が言いたいのは誰かのレコメンドやアドバイスを一旦無視して、自分で考えてみようよ!ということです。
幸い大学生であれば、自分で考えた結果犯した失敗などいくらでも取り返せるだけの時間が余っています。
それならば、色々試行錯誤して自分にフィットすることを自分の頭で考える時間を意識的に取ってみるのも悪くは無いのではないでしょうか?
まあ、あくまでもこれも私が大学3年間でたどり着いた今のところの結論なので、参考程度に聞いていただければ私も嬉しいです。
ではまた。
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