温かい地域性と豊かな自然があなたと大津市を繋ぐツアー①
しがレポは、滋賀県各地の“くらし”と“仕事” を取材する移住体験プランです。地元愛と人脈に深い、地域コーディネーターがご案内!普通の観光では体験できない密度で、地域の魅力に出会えます。地元の人たちと囲む食事会が地域になじむカギ。
写真を撮るのが好きな人、文章を書くのが好きな人田舎暮らしに興味がある人に来てもらった、おためしステイのレポートです。
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自分が大津市で住むイメージを掴むために参加
大津市の特徴、県民性、子育て環境、コミュニティ、仕事についてを知りたく、このプランに参加しました。
滋賀で生き生きと働く人との交流で学んだこと
最も印象的だった体験は、六匠の北村さん・SGパークの牧さんと交流できたことでした。前職は建築家とのこと。なるほどなと施設を拝見して納得しました。お話しいただく中で、滋賀の県民性や文化などで以下のようなことをお聞きしました。
・工場が多い
・中小企業が多く、互いに協力している
・個人事業主の割合は多い
・地域に根ざしている会社が多い
・林業にも力を入れていて県からの補助も手厚い
・ボランティアに参加する人口が多い(全国一位)
・寺社仏閣が多い(全国一位)
などなど、さまざまなお話を伺いました。
特に林業については、木の質は抜群だが担い手が少なく、そのため里山が荒れ、獣害が多いんだとか。この現状を打開すべく県がバックアップする体制を整えつつあるとのこと。
北村さん曰く、木材で作る家は鉄筋に比べて軽く、その土地を傷つけないので、長く住むことができるとのこと。
もう一つ。長浜市は病院の数が少ないとのこと。終末を家でという想いがあり、病気の予防や健康維持を市が主導しているらしい。単純なデータでは汲み取れない内容だと感じ、見方を改めなくてはと痛感しました。
SGパーク(バスケ+カフェ)の牧さんも魅力的で、とても面白い方でした。
牧さんは17年前に起業し、500人以上の起業支援の実績を持った、40歳のコンサルタントとのこと。SGパーク設立の想いを伺いました。
牧さん曰く、バスケというスポーツを入り口に地域づくりを目標にされており、施設を提供することで、子供向け(幼少期の身体をつくる)エクササイズや子供の親たち向けのカフェとしてコミュニティの場としていきたいとのこと。
お金のためではなく、人のために。地域のために。そういった想いが込められていて、牧さんは施設をよりクローズドなものにしたいとのこと。
世の中のバズる、映える、知名度、評価、評判には背を向けるような姿勢に、本当に地域に貢献したいんだという強い意志を感じました。
ポジティブに働く方々は次の時代の働き方も明るくする
草津市のファーマーズマーケットやなぎさ公園の湖上マーケットなどに出店されていた農家や飲食をされている方々を拝見して、働き方の自由さ、選択肢の広さに驚きました。
また、こういった催しが増えれば若い農家や自営業の方々は実際の店舗を持たなくてもモノを売れる。収入を得ることができる。コミュニティが増える。コミュニティ同士で新しい催しができる。というポジティブな循環が生みだせることが素晴らしいと感じました。
意外と知らなかった滋賀の利点
地域に根差した企業や選択肢の幅広さ、京都に近い立地、寺社仏閣の多さ=祭事の多さなど暮らす魅力は多いと感じます。ただ市町村ごとに施策の特徴がはっきりしているので移住する前にしっかりと認識する必要はあると思いました。
滋賀に住み、働く事の選択肢の多さにびっくり
地方移住は仕事がないとよく伺います。私も転職エージェントが網羅できない範囲はハローワークに情報が集まると市の移住相談員からご説明いただきました。しかし実際はそうではなく、地方にも仕事は溢れているということ、選択肢は考えるより多いということを気付かされました。
移住者を温かく受け入れる姿勢が幸せでした
同じ世代の人々が地域を盛り上げようとしていたこと、イキイキとしていたこと、みなさん滋賀愛が溢れているのを感じました。移住を考えている方は本当に地域に入り込みやすいと思いました。
このプランでしか味わえない滋賀の魅力
しがレポは、ぜひおすすめしたいと思います。子供を連れての視察はとてもタフな体験でした。
子育て環境について、実際に拝見する機会が少ない印象で、ブランチ大津京やなぎさ公園など大きな施設に留まり、大津市にはこういった地区があって、こういった公園があるのミクロな部分も見学したかったです。
しかし、お会いした方々はとても魅力的で、このプランに参加していなければ知り得ない情報や人脈の形成など、参加できて本当に良かったと感じております。
彼らの話を伺い、自分の視野が狭かったと痛感いたしました。
このような体験を提供している県は他にないのではないかと思います。
(30代・男性)