しがレポ2022@米原レポート①
今回の目的(知りたいこと、体験したいこと)を教えてください。
かねてより滋賀県への移住を希望しておりました。移住のステップとしては、ファーストステップは賃貸、セカンドステップで古民家を購入して暮らす二段階移住を検討しています。二段階移住先として、古民家が多いと言われている米原が候補に上がり、その地域で暮らしている人の話やその地域の雰囲気が知りたいと思いました。また、お寺が好きなので、歴史ある米原のお寺も見ることができたら、と思っていました。
最も印象的な体験とその感想を教えて下さい。
ざっくり言うと、米原の水に触れたことです!「ゲストハウス居醒庵」のそばにある清流・地蔵川の水に触れたあと、手を拭かずに自然乾燥させていたのですが、肌がずっとしっとりしていました。また、その日は「ゲストハウスうむ」に宿泊したのですが、入浴後ボディクリームを塗らなくても肌がすべすべで、夜はガスストーブやエアコンをつけた室内にいたにもかかわらず、翌朝の肌もすべすべでした。朝は、伊吹神社に行き京極家のお墓や館跡、庭園跡などを散策し自然を満喫しました。もちろん、その時の空気や景色も印象に残っているのですが、「うむ」に戻ってきて井戸水を汲み上げて洗顔したところ、水の柔らかさや肌のしっとりさ、その後の化粧水の入りが全く違いました!これも豊かな自然が作り出したものなんだな、と感じ、今でも忘れられない体験です。
仕事見学・体験を通して感じた滋賀の「働く」魅力はどんなことだと思いましたか?見学の内容や感じたことを教えてください。
「クチートとみおか/はれと休日。」を運営されている冨岡さんは、前職の経験を活かして学生服の販売やミシンカフェを行ったり、レンタルスペースとして場所を貸したりしているそうです。お店への道中、三島池の向こうに見える色付いた伊吹山の景色がなんとも素敵で、こんなところで暮らせたらいいなぁ…と思いました。冨岡さんの育てたハーブを使ったハーブティーをいただきながら、学生服を販売する大変さや田舎で暮らす不便さなど、憧れだけではない田舎暮らしの現実を聞くことができ、どの地域で暮らすかをある程度慎重に考えなければならないと思いました。ただ、そう話しながらもお仕事のことなどを楽しそうに話す冨岡さんの表情から、移住後の生活を満喫している様子が見て取れました。
また、今回のコーディネーター「ゲストハウスうむ」を運営する川村さんと過ごす中で、たくさんのお話を聞き、また聞いてもらうことにより、移住後の仕事のスタイルや職種を見つめ直すきっかけになりました。
交流を通して感じた滋賀で「暮らす」魅力はどんなことだと思いましたか?
私が感じた魅力は2つあります。
一つ目は、皆さんの人柄です。今回のしがレポより以前から、東京の有楽町にあるしがIJUセンターの池田さんに、移住の相談に乗ってもらっていました。その池田さんを始め、しがレポでお世話になった「株式会社いろあわせ」の才田さん、今回のしがレポのコーディネーター「ゲストハウスうむ」を運営されている川村さん、「ゲストハウス居醒庵」の交流会でお会いした米原市上丹生地区にお住まいの皆さんや店長の臼井さん、他にもたくさんの方々にお会いしましたが、元から滋賀に住んでいる方のみならず、滋賀に移住されてきた方々の人柄にも惹かれました。
二つ目は、自然豊かである点です。2日目に行った伊吹山文化資料館で、日本列島のちょうど真ん中に位置する伊吹山には、様々な動植物が集まりそこで根付いたという話を伺いました。私は幼少期から植物が好きなので、伊吹山で独自の進化をとげた植物の話は大変興味深かったです。
(参加目的に対して)得られた気付きや学びを教えてください。
移住に関しては、思った以上に、米原で古民家を購入・改修して住んでおられる方が多いということです。そういう方が多ければ、購入後どのように改修したのか参考になりますし、改修するときに「ここの業者さんを使ったよ」などと実際に紹介してもらえる強みがあるのではないかと思いました。また、実際にその地域に住んでいる移住者さんから話を聞くことによって、ご近所付き合いの雰囲気を詳しく知ることができると感じました。
歴史に関しては、私はあまり詳しくないのですが、「ゲストハウスうむ」の川村さんからお寺や米原の歴史を聞くことで、歴史に興味が持てました!(特に戦国時代)移住までに学び直しをして、より滋賀の歴史について知りたいと強く思いました。
プランを通して気付いた滋賀の魅力を教えてください
「新幹線が停まるのに、米原駅前には何もない」と皆さん口を揃えておっしゃっていましたが、お店はなくても、もともと住んでいる人たちや移住してきた人たちの人柄と、伊吹山や琵琶湖の雄大な自然と、さまざまな歴史に触れることができるという点が魅力です!
全体を通した感想を教えて下さい。
ただ旅行に行くよりも、より米原について詳しく知ることができました。観光目的の旅行では、こんなにたくさんの人との出会いも、その方々から話を聞くことも、歴史を深く知ることもなかったと思います。私たち夫婦は移住前提でしがレポに参加しましたが、移住を検討していなくても、「滋賀ってどんなところ?」「ちょっと行ってみようかな」と思ったらぜひ参加してみてほしいです。地元の人しか知らない美味しいお店やディープな話を聞くだけでも、絶対に参加する価値はあります!また、今回は参加者が少なかったため、知りたいことを中心にプランを立てていただきました。そのため、より詳しくその地域を知ることができてよかったと思います。(30代・女性)