しがレポ2022@高島レポート③
今回の目的(知りたいこと、体験したいこと)を教えてください。
今回のツアー参加への目的は、①地域とのネットワークを作る。②高島市の移住のしやすい点、しにくい点を知ること。③移住する地域を決める際にはどのようにしたらよいのか、また家などの探し方を知ること。でした。
最も印象的な体験とその感想を教えて下さい。
雇用されるというやり方だけでなく、自ら仕事を作り出している方の両タイプに会い、話を聞くことができ、それぞれの考え方、こだわりの点を知ることができたことがとても印象的でした。特に、移住者が地域で仕事を作っていく際に、似た分野で仕事をしている地域の既存事業者との差別化の重要性や、関係づくりを丁寧に積み重ねていくことの必要性について伺えたことは新鮮でした。移住したいと思う地域で必要とされている能力や、足りないと思われる技術を前もってリサーチし、自身がキャリアの中でできる事のブランディング計画を立てることで、移住先の方々と繋がりやすくなり、自身の仕事も作りやすくなるという視点を得る事が出来たのはとても学びになりました。
仕事見学・体験を通して感じた滋賀の「働く」魅力はどんなことだと思いましたか?見学の内容や感じたことを教えてください。
今回は、「よこいファーム」の横井さん、斉藤さん、「シェアスペース白湖」の上田さん、「ジビエレザーisato」の伊東さんを訪問させて頂きましたが、共通して感じた魅力は、みなさんそれぞれに地元の自然資源や人のネットワークを活かして仕事をされているなと感じた点です。従来の既存事業でなく、高島市内の未活用資源の活用方法を考え、新しい産業を作り出そうとしているエネルギー、そしてトライ&エラーを続けている新鮮な空気はとても気持ちよく、このようなまだまだ可能性のある場所で挑戦できることが最大の「魅力」ではないかと感じました。
交流を通して感じた滋賀で「暮らす」魅力はどんなことだと思いましたか?
滋賀の高島で「暮らす」ことの魅力は、やはり自然が豊富にあることだと思います。市内各所をめぐる中で、山もあれば川にすぐ行きこともでき、湧水が汲めるところも何か所もあり、また湖畔にもすぐにいけるといった、地域資源がすぐ近くに集中していて、子育て環境だけでなく、アウトドア好きに
はたまらない環境であることを体感できました。また自由に時間を使って生きているなという印象を受けました。地域で行っている仕事と暮らしがつながっていて、その中で無理をしすぎず、コツコツと突き上げて仕事をしていく感じがとても良いなと感じました。
(参加目的に対して)得られた気付きや学びを教えてください。
地方は都会と異なり、地域のネットワークが強く、移住者が溶け込むのは難しいというイメージを持っていました。そのため、今回ツアーに参加して先輩移住者へ高島市の雰囲気を伺うとい目的がありましが、みなさんそれぞれにうまく地域と関係を築きながら、仕事を作っている点がとても驚きでした。「郷に入っては郷に従え」という諺があるように、その地域に入るのであれば、その習慣に従わないと、なかなか暮らしにくいのではないかとかんがえていましが、今回尋ねたみなさんの暮らしている自治会での関係性づくりはとても示唆に富んでいたとおもいます。仕事でお世話になる方との関係構築や日常面のプライベートの線引き方法、距離感の取り方など、意外としっかりと線引きをして暮らしてよいのだと理解できた点が新しい学びでした。
プランを通して気付いた滋賀の魅力を教えてください
高島市の魅力はやはり、自然が豊かで、また歴史もある地域が多い点だと思います。そのような土地で、地域の方と良い関係を築き、また仕事をしっかりと構築していくことができれば、文句のない環境なのではないでしょうか。懸念点としては、子育てでの教育環境が絞られてしまう点ですが、その辺も駅付近に暮らすなどして大津、京都などへアクセスを確保できれば解決もできそうですので、そのような点も合わせて検討しながら移住を検討したいと思います。
全体を通した感想を教えて下さい。
高島市内を全体的に知ることができた点、また先輩移住者や地域で仕事をしている方々に直接話を聞くことが出来て、移住にむけてやるべき準備について具体的にイメージを持つことが出来た点が良かったです。
滋賀の高島の良い面も懸念点も合わせて知ることができたこともよかったです。インターネット上で調べる情報だけではない生の情報を集めることができるのがこのツアーの最大の魅力です。スーパーの位置や地区ごとの雰囲気の違い、交通の便がどうのといった、地元民でしかわからない情報も多く聞くことができ、より移住したいと思っていた地域が自分の中で具体化しました。 (30代・男性)