10回受験して10回落ちる勉強法
Twitterでは合格のための勉強法を語る人が多いですが、意外とNGな勉強法について発信する人がなかったです。
ここで、これまで見たNG勉強法を紹介します。NGの勉強法を避けることで、合格の近道にたどり着くでしょう。今回の紹介した点は自分と周りの合格者・不合格者の経歴に基づき作成したものです。その中の一つ二つにあたってもそれで直ちに不合格推定が働くことはないが、たくさん該当する方は勉強法と習慣を見直した方がいいかもしれません。
また、他に何か心当たりがある方は引用とリプ欄で教えてくれると幸いです!!
なお、勉強時間十分取れず、落ちた人も多数いらっしゃいますが、今回は十分の勉強時間が取れることを前提にします。
1.合格を目標にしていない
「どうせ落ちるだろう」「とりあえず試しでいい」みたいなことを考えていないか?
合格した人の最大の特徴は合格することを前提に計画立て、これに従い継続的に勉強を進めていると考える。これができないと逆に合格が難しくなると言える。
確かに予備試験などの難関資格だと、一回合格・短期合格は客観的みて難しい。
しかし、自分ですら自分自身を信頼せず、受からなくてもいいとなると、モチベ維持はできず、前に進めることができない。
ひいては、合格に足り程度の勉強を取ることもできなくなる。
ですから、最終的に受かりたいであれば、次の試験に合格することを前提に考えて計画を立てることが大事である。「無理と思ってもとにかくベストを尽くす」という心構えは最大の武器となる
2.無計画で漫然と勉強する
どの資格試験でも、長期的な勉強しなければならない。特に難関資格だと、最短でも半年以上の勉強期間が求められる。時間を十分に取れず落ちてしまう人が多かった一方、たくさん勉強したのに何年も落ち続ける人もいる。
そこで、計画性がなく、ひたすら動画を見たりテキストを読んだりするのような勉強をしたことが原因の一つだと考える。
予備試験の勉強量は膨大で、科目は短答8科目、論文10科目である。これらの科目は一気に突破するではなく、継続的に回しながら仕上げていく必要がある。そのため、あまりにも漫然にやると、たくさんの勉強時間とっても効果的ではない。ひいては落ちてしまう可能性が高くなる。
自分でどうやって勉強計画を立てばいいかわからないときは、合格者のアドバイスと助言をもらうようにしよう。合格のイメージと自分の今の状況、これから取れる可処分時間を合わせて計画を考えればと思う。
3.勉強の習慣ができていない
計画を立てても続けられるかが問題である。そして、計画通りに続けても、週2、3日しか勉強しないとなると、なかなか合格できない。
予備試験に合格した社会人の最大の共通点の一つは睡眠時間削っても毎日勉強し続けるのである。彼らは勉強を習慣化したことに成功したと考える。
人間の記憶力には限界があるし、そして、予備試験は暗記すればいい試験ではなく、集中して勉強しないと何時間やってしても頭に入ってこない。そうすると、せっかく取った勉強時間は無駄になってしまう。
勉強は趣味のようにやりたい時にやればいいことではない。習慣化することが極めて大事である。時間取れない時でも隙間時間を利用して勉強を続けよう。いかに忙しい日であっても、30分から1時間ぐらいの時間なら頑張ったら取れると思う。
勉強の習慣を養うことは決して簡単ではなく、他のことやって息抜きしすぎるとようやくできていた勉強のリズムが崩してしまう可能性がある。
ですから、体調面と精神面で無理せずにやりつつ、勉強の習慣を作って継続的にやってください。
勉強を習慣にすることは全ての試験の合格の近道である!勉強することをご飯食べることと同じぐらい重要なことにしよう。
4.情報収集ができてない
特に予備試験と法律事務所の就活では、能力だけではなくて情報によって差がつけられることがあると考えられる。
そして、予備論文が相対評価で、法律の暗記さえすればいい試験ではない。合格者、周りの受験生の勉強範囲と実力を知ることも重要だ。
東大のような予備試験合格者の先輩が多く、比較的に簡単につながることができる大学なら情報収集はしやすいと思われる。一方、東京一慶早中以外の大学の学部生、社会人受験生の場合、合格者だけでなく、受験生同士とのつながりも難しい。
勉強に関する情報の交換したり自主ゼミを組んだりすることができる人はごく少数である。
そこで、代替手段としてSNSとネットを活かして情報収集することができるが、あまり積極的でない人も多かった。
自分でちゃんとした方針で継続的に勉強できる人は別にいいとして、そうではなく、進捗方法わからずにひたすらやると、効率のいい勉強にならない。(方向性が間違ってしまう可能性もある)ひいては合格がしにくくなる。
5.問題演習をしない
試験で問われるのは知識だけではない。厳しい制限時間内に解答する必要があるから一種のスポーツとも言えるから、短答も論文もアウトプットが大事である。
確かににベテラン受験生ならもう試験の形式などに慣れているからあまりアウトプットしなくてもいいかもしれない。アウトプットより知識を叩き込むほうが高得点と繋がると思われる。この観点では司法試験は暗記だけすればいい試験と言われる(予備合格者などにとって)
しかし、そうではない初学者だと、たくさん問題演習しないと形式面と時間面で負けてしまう可能性がある。
特に刑法、刑訴、憲法、行政法の論文試験において形式面が重要で、あてはめ重視の傾向もある。そこで、「書き方の勉強」と「あてはめの勉強」もしないといけない。
これらの勉強は基本書と論証集を読むだけでできるものではない。そのため、たくさん起案してアウトプットすることが大事である。
ベテランでも、書き方と当てはめの仕方などを忘れないように定期的にアウトプットすることを推奨する
要するに、初心者はアウトプット重視、ベテランはインプット重視した方がそれぞれ点数の向上に直結すると考える。
6.無関係なことをやりすぎる
SNS投稿でよく見られるが、綺麗な字でノートをまとめて、テキストにたくさん書き込んで、マーカーいっぱい引いた受験生がいる。これは予備試験に限らず、行政書士試験、司法書士試験,宅建士試験でよく見られる現象である。
マーカーは大事でよくわからないところを引くべきであって、たくさん引くと色々区別できず、マーカーを引いていないのと同じになってしまう。
書き込みも過度になると、テキストが読みにくくなり、貴重な勉強時間が取られてしまう。(マーカーとまとめノートも同然)
しかもこれらの作業は理解と実力の向上になかなか繋がらない。
直前期のために、よくわからないところの暗記ノートを作るぐらいにすることはおすすめである。(これは暗記パンと呼ばれる)
勉強時間が限られる中、やるべきことは二つである。一つは得点に直結すること、もう一つは時間節約して勉強効率を向上させること である。この二つのことに直結しないことは基本的にやらなくていい。