【近江日野商人ロボットコンテスト】事前レポート #2 「プログラミングでロボットを動かす」
日野町内の小中学生が街道を走るロボットづくりに挑む「近江日野商人ロボットコンテスト」。開催に至るまでの3ヶ月、参加者は週末公民館に集まり、プログラミングの勉強をしてきました。
今回は、参加者の皆さんがロボットを動かすまでの様子をレポートします。第1回のレポートはこちらをご覧ください。
プログラミングで羽を制御する
参加者は毎朝10時に集合。講師のレクチャーを受けながら、プログラミングに臨みます。
前回もご紹介したとおり、ロボットづくりには「IchigoJam」というプログラミング専用こどもパソコンを使います。手のひらにのせられる大きさで、テレビとキーボードをつなげば、すぐにプログラミングを始められるのが特徴です。
何度トライしても分からなかったら、周りの人に聞いてみましょう。
今回のロボットづくりは1回のワークショップだけで終わるものではありません。何度か回を重ねて、自分のロボットにあったプログラミングを行います。そのため、セーブしたりロードしたりを繰り返しますので、きちんとその操作は覚えておいてくださいね。
覚えておかないといけないことは、ノートにメモすることがすごく大事です。
今回動かすロボットです。右側にはセンサーがあり、このセンサーに反応させて、ライトを点けたり、下側にある足や、左側にある羽を動かすことができます。
羽の位置はプログラミングで指定することができます。垂直にするにはどの値にしておけばよいのか?羽を倒すにはどの値にしておけばよいのか?各々で確かめてみましょう。
羽を立てておくと、このようにお椀を支えることができます。羽を倒すとお椀が転がるという仕組みです。
この羽をプログラミングで制御することで、特定のエリアに行ったらお椀を転がすようなことができるわけですね。
垂直に、、、なってる?
微調整しながら、自分のロボットに合った値を見つけてくださいね。
値はきちんとノートにメモしておきましょう。
センサーの値を使ってロボットを動かす
さて、今度はいよいよセンサーを使います。
センサーは白黒の値で判別します。プログラムによって、センサーが取得する色の値を得ましょう。
黒だと認識する値はいくらか、これも同じように各々で確かめます。
こういった色でも判別するのかな?
左右のセンサーで得られた色の値を条件に、ロボットを操作するプログラムを書いてみましょう。
おお、動きましたね。
プログラミングの結果がロボットの動きに出ると、楽しいものです。
こちらは?・・・うーん、動きません。
どこかで入力を間違えているようです。うまく動かなければ、どこで間違えているのかモニターで確認してみましょう。プログラミングは、こういったトライ&エラーが大切です。
自分で間違いを見つけることも大切ですが、どうしても行き詰ってしまったら周りのサポートを受けてくださいね。
先ほどの彼、コードを修正したようです。
さぁ、今度はうまくいくか?
よっしゃ!動いた!!
他の皆さんも、センサーに反応して走らせられるか、試してみましょう。うまくいかなかったら書き直して。その繰り返しです。
コツを掴んで、自分で応用してコードを書いてみる参加者も出てきましたよ。
センサーで色を判別して走らせるだけでなく、羽を左右に振りながら
走らせるというコードを書いたようです。すごいですね。
気が付けば12時になりました。トライ&エラーを繰り返していると、2時間なんて早いものです。
今回まだロボットを走らせられなかった参加者もいますが、むしろうまく進まなくて普通です。まだまだ時間はありますので、なんとかコツを掴んでくださいね。
次回はロボットをコースで走らせる、大会直前までの様子をレポートします。お楽しみに!(次回 第3回のレポートは、以下リンクからご覧ください)
11月20日(日)に「近江日野商人ロボットコンテスト」を開催します!
日野町初となる、子ども向けのロボットコンテストを令和4年11月20日(日)に開催します!
日野町内の小学校4年生から中学生の参加者が、自らプログラミングしたロボットを、中山道に見立てたコース上で動かしてスピードや正確性、独創性を競います。
当日は自由に観覧いただけます(事前申込不要です)。ぜひお越しください!
詳細は以下ホームページをご覧ください。