ある国際研究機関で行われた日本と韓国に対する評価
2020年9月15日
私がTwitterでフォローしている、くまくまさん(@WekXdR9cikKv1Py / @Kumakumasan903)がお勤めされている国際研究機関で行われた日本と韓国に対する評価です。
くまくまさんのTwitterで公開されていたものですが、日本と韓国の客観的な評価を知ることが出来る貴重なデータであると感じました。タイムラインに埋もれさせてしまうのは惜しいと思い、くまくまさんにお願いしたところ、私のブログでコピー、公開することを快く了解していただきました。研究機関の名称は非公開ですが、私が伺ったところでは国際的に知名度が高く信用ある機関だと思われました。
残念ながら現在くまくまさんがお勤めされている日本のオフィスは、近々韓国へ移転することが決まったそうです。くまくまさんの韓国でのご活躍をお祈りいたします。
調査方式
修士以上の学歴を持つ多方面の専門家400人を73ヶ国からその身分を明かさずに思いつく意見をかかせ、最終的に上がってきた意見を投票で1から100まで整理するもの。SWOT方式。
ーー
以下は、くまくまさんのツイートの内容をそのままコピーしたものです。一人称の意見はくまくまさんのものです。
日本オフィスの韓国への移転決定のお知らせ
https://twitter.com/Kumakumasan903/status/1301421892373417984?s=20
会社の結論が出まして、結局全スタッフ、日本から離れ韓国に移動することになりました。時期はまだこれからですが、年度まで(うちは2月末)は日本でしょうね。
その理由としては、コロナに対する危険度において、日本の先が見えない(国の方向性が見えない)、人材確保が極めて難しい・・・
遺伝子工学において韓国に各国が重みを置いて動いている、経済面で日本より韓国が評価できる、英語力が韓国が強いなど、400人超える社内評価陣からのコメントがありました。これはさすがに覆せなかったです・・・そのうち、弊社からプレスリリースを出すことになります。私の職場がばれますね(笑)
日本の評価
https://twitter.com/Kumakumasan903/status/1301426634809958400?s=20
以下は、社内評価陣(世界各国の400人)からの意見で、上から順で10個まで多かった意見です。政治的意図や批判などは一切なく、ただ皆さんの参考になれればと思います。これが、外から見ている日本の一部の評価だとおもってください。すくなくとも偏った視点はないと思います。
1.英語力がなく非常にローカル志向である。
2.政治が不安定であり、レギュレーションが突然変わることがあって、予想しにくい。
3.基礎賃金が低く、人材確保が非常に混乱である。
4.社会保険が充実していて比較的国民健康を考慮する社会である。
5.医学の閉鎖的文化がある。
6.国や団体が発表する統計資料の信頼度が低い。
7.全体的な行政システムに、アナログ事務が多くプロセスに非常に時間がかかる。
8.社員が従順であり、忠誠度がある。
9.議論する文化が定着してなく、検討段階が長い。
10.情報公開文化が薄く、オープンリソースがほとんどない。
あと、最後にこれは医学的観点からの意見の一つだったのですが、「医学におけるフェイクニュースが多く、それを正す能力が社会にない」という、私の胸にくぎを刺すコメントもありました・・・
韓国の評価
https://twitter.com/Kumakumasan903/status/1301736239427547136?s=20
弊社の評価陣の意見に、皆さんがかなり反応していただいて、恐縮です。これは非難などではなく、なるべく客観的にその国を知ろうという側面があるのをご理解ください。移転先の韓国がどういう評価をもらっているかをまたトップ10にしてみました。これで公開は最後になります。(会社からそうしてと)
1.教育熱が高く効率的
2.IT、IoTソリューションが社会に浸透していて、生活の一部として機能している。
3.青少年への勉学要求が強く、未成年者の社会適応率がわるい。
4.政治における右と左の衝突が多く、関連団体の摩擦が多い。
5.男女平等を意識し社会的に定着を目指している。
6.不動産市場が極めて不安定であり、都心集中率が高く、投資の対象になっている。
7.理系と文系のバランスが取れていて、両方議論する文化がある。
8.国民健康保険が充実、高レベル医療。
9.世代間のギャップが大きく摩擦も多い。
10.政治において、保守陣営からのフェイクニュースが多い。
話題の英語は、トップ10には入ってませんが、以下の二つの意見が上位でした。
● 外国語取得に積極的であり学におけるハードルが低い
● 英語力が極端に分かれる傾向があり、海外経験者とそうじゃない人の間でかなりの差がある。