吉野拾遺 上 04 吉水法印歌ノ事

【吉水法印歌ノ事】

 おなじ帝、よし野へうつらせ給ひける又の年の春、む月の末つかた、よし水の法印にたまはせける御歌、

 花さかむころはいつとも白雲の ゐるをしるべにみよしのの山

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