おっぱい展
shifukuには沢山の素晴らしい手仕事の商品がある。すごいなあ、わたしには絶対にできないなあ、脱帽じゃ、と思いながらお客さんに説明をするのだが、ふと
私、漠然とすごいってことしかわからないなあ
きっと作るということをやった人にしかわからないことってあるよね
それは言葉にしなくても
それを知っている人が説明することで滲み出るなにかってあるよね
と思い、前からやってみたかった刺繍でもしてみようかなあと、ぼやーんと思っていた、
矢先に。
花と古道具のurikkeさんから
私、オッパイがね、大好きなの。
今度オッパイ展をやろうと思うんだけど、
友美ちゃんも参加しない?
と言われて、なにそれ楽しそう!
とあまりよく考えずに参加することを決めた。
オッパイにまつわるものであれば何でも良い。
作った物を場所を借りて展示しますとのこと。
まずはこれをやってみた。
柄の中にオッパイがいっぱい隠れている、というね。ゴールを決めずになんとなく作りつつ。
とある日、場所の下見に行くとそこは地下のステキな飲み屋で、テンションがあがった。
ごはんもおいしいし←重要。
ん
ちょっとまてよ。
暗くない?あのオッパイがいっぱいシャツだと、
相当派手にしないと目立たないな。
他のものが良さそうだな。
ん
ちょっとまてよ。
そもそもわたしのなかでおっぱいとはなんだろう。
ピカーん
おっぱい=土偶
縄文のビーナス。
オッパイ丸出しである。
いいじゃーん!
ダブルのスーツのジャケットの袖を切り落としてベストにしたやつがあったはず。
背面に縄文のビーナスをばばーんと!
えーやん。
でもこれ。
結構大きいのよね、いや暗いから大きくしないと分かりづらいよね。
そして刺繍のステッチも色々あるのにこのステッチを選んでしまった私は、ドMなのだろうか。
茨の道を突き進むことになる。
否、これよ、私がやりたかったのはこれじゃないか!冒頭に書いた、作家さんや民族の人たちがする手仕事への尊敬の念のほんとの意味を知りたいと言うこと。
すごいなあ、大変だなあって私は思ってるけど、作ってる方はほんとにそう思ってるのかなと。
もしかしたら楽しいのかもよ?
大変だけど楽しい。
花道や茶道、弓道、ヨーガなどの「道」と同じだなあということ。(私はヨーガは道だと思っている)
繰り返し繰り返し同じことを、同じ型を実践することによってその場へのありがたみが生まれる。穏やかに楽しくなってくる。誰に言われたわけでもなく、自分の意志でそうしているのだから。
こんな手作業、大変だろうなあと思っていたそれは、全然大変じゃなかった。いや正確には大変なのだけどそれを超えるエモーショナルなものを感じられた。それは爆発的なものではなく、とても静かなもの。
さて、おっぱいはどう表現しようか。
それは展示でのお楽しみ。ふふふ。
勿論、見るだけ大歓迎ですが実は展示物は売ってもいます。
お買い上げいただいた方にはおまけで
わたしが喋ってるカセットテープを差し上げます。←
B展 〜おっぱい展〜
2022年9月16日(金)〜19日(月・祝日)
@下北沢MOTHER'S RUIN
RUINさんは夜営業の飲食店です。
16日金曜日
17日土曜日
19日月曜日
この三日間は17時から深夜0時まで
お店の営業時間内なので
ワンドリンクオーダー制です。
食事も美味しい店なので飲みながら食べながら
のんびり作品を見るのも楽しそう。
18日日曜日は13時から19時まで
この日はお店の営業時間外なので
無料で解放されます。
私も18日は夕方くらいまでは
在廊?在店予定なのでぜひ。
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