今日は離婚時の共通資産の仕分けについて。
私は、子どもの写真、アルバムと洋服の入った無印の衣装ケースを持って急いで出まして
TVボード、リビングボード、冷蔵庫、食器棚、大きな室内洗濯物干し、大き目のタンス、子ども用タンス、ベッド、空気清浄機など
ほぼ全てを置いて出たかなと思ったのですが、
「家財一式持って出られた」
と話していたと後に弁護士経由で知り
「んなわけあるか~いい!」
とツッコミを入れたかったです。
それだけ感情が絡むことになるとより難しくなるのでしょう。
(元夫の解釈なだけのような気も大いにするけど・・・)
家の中の家財(家具、家電、装飾品など)については、感情的なつながりや財産的価値を伴うため、難しい問題となります。以下に、家財の仕分けについて具体的なポイントをまとめました。
1. 財産のリストを作成する
まず、家の中にある家財をすべてリスト化しましょう。家具や家電、装飾品、食器、家の外のガーデニング用品など、すべての項目を網羅することが重要です。このリストを作る際は、それぞれのアイテムの購入日や金額も記載すると、後の評価や話し合いがスムーズになります。
2. 共通財産と個人財産を区別する
家財の仕分けを行う際、まず重要なのは「共通財産」と「個人財産」を分けることです。結婚期間中に購入された家具や家電は通常、共通財産と見なされますが、結婚前から使用していたものや、片方の個人資産で購入されたものは「個人財産」として扱われます。
共通財産:結婚後に共同で購入したもの。
個人財産:結婚前に所有していたもの、または個人の資産で購入したもの。
3. 感情的価値を考慮する
財産を仕分ける際には、金銭的な価値だけでなく、感情的な価値も考慮すべきです。例えば、結婚記念に買った家具や、家族で使用していたアイテムには、感情的な意味合いが含まれることが多いです。お互いが感情的に執着しているものについては、冷静に話し合い、譲り合うことが大切です。
4. 公平な分配を目指す
家財の分配は、公平に行うことが基本です。財産の価値が偏らないように、リストに基づき、それぞれのアイテムの評価額を考慮してバランスを取ります。特に高価な家電や家具については、後のトラブルを避けるためにも、相手と合意した上で分けることが重要です。
5. 財産評価の利用
高価な家財や、分配が難しいものについては、専門家による財産評価を利用することが有効です。特にアンティーク家具や高額な家電については、個人での評価が難しいため、第三者による正確な評価を受けることで、分配が公正に進められます。
6. 財産の譲渡や売却も検討
どうしても分配が難しい場合や、お互いに譲れない場合は、家財を売却して現金に換える方法もあります。売却した資金を平等に分けることで、家財に関するトラブルを解消できます。ただし、物品に強い感情的な価値がある場合は、慎重に判断する必要があります。
7. 記念品や思い出の品の扱い
結婚生活の中で共に作り上げてきた記念品や、思い出深いアイテムについては、特にデリケートな扱いが必要です。写真やアルバムなどは、コピーを作成して双方で保管するなどの工夫が有効です。感情的な価値が高いものほど、冷静に話し合って分けるか、互いに納得のいく形で保管できるようにしましょう。
8. 合意書の作成
仕分けが完了したら、合意書を作成し、後々のトラブルを防ぐために文書に残しておくことが大切です。この合意書には、誰がどの家財を受け取ったか、売却する場合の分配方法、未解決の問題があればその解決方法などを明記します。
9. 第三者の介入も検討する
財産分与が難航した場合、弁護士や調停者などの第三者を介して話し合いを進めるのも一つの方法です。冷静なアドバイスを受けながら、感情的にならずに進められるため、公平な解決が期待できます。
10. 時間をかけて冷静に進める
家財の仕分けは、感情的な要素が絡むため、焦って決断することは避けましょう。特に離婚が決まったばかりの時期は、感情的になりやすいため、少し時間を置いて冷静に判断することが大切です。時間をかけることで、より理性的に財産分配を進められるでしょう。
物理的な財産だけでなく、感情的な価値も考慮しながら、お互いに納得できる形で分配することが重要です。どんな状況にあっても、冷静に話し合い、専門家の助けを借りることで、スムーズな手続きが進むでしょう。