Internet Explorer サポート終了、終了に伴い気を付けるべきことは?
こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」6月27日の放送内容を一部抜粋しご紹介します
今回の解説ニュース
IE11のサポートが終了し、代わりにMicrosoft Edgeを使う必要があるということです。長年使われてきたIEことInternet Explorerのサポート終了に伴い、セキュリティで気を付けるべきポイントについて説明します。
今後、Internet Explore のアイコンは引き続き表示されますが、クリックすると、代わりにMicrosoft Edgeが起動しIE モードにアクセスできるようになります。ただし、最終的には永久に無効となり、その時点でデバイス上のInternet Explorerアイコンが削除されるということです。
なお、同社では少なくとも 2029 年まで、Microsoft EdgeでのIE モードのサポートを約束しています。
ソフトウェアのサポート終了、セキュリティで気を付けるべき点は
ソフトウェアのサポートが終了する場合にセキュリティで気を付けるべきポイントは、脆弱性が発見された場合でも修正プログラムの提供がされない可能性があることです。結果として、脆弱性を修正できずにサイバー攻撃の被害を受ける可能性があります。
例えば、Aさんが家電製品を買ったとします。テレビや洗濯機でも、保証期間がありますね。保証期間内であればメーカーが修理を受け付けてくれるかもしれませんが、保証期間外になると、修理にお金がかかったり、修理を受け付けてくれなかったりしますね。それだけならまだしも、保証期間を過ぎた家電製品を使い続けていると、何らかの不具合で事故が起こってしまうことがあるかもしれません。
ソフトウェアでも、サポート期間が定められていることがあり、その期間が終了した後はバグがあっても修正プログラムが提供されない場合があります。そのバグがセキュリティ上の問題である脆弱性であった場合、単に動かなくなるだけではなく、サイバー攻撃に悪用されてしまう可能性もあります。
サポート期間が終了したソフトウェアについては、脆弱性の有無自体も確認されないことがあり、リスクが潜在していること自体にも気が付くことができない場合があるかもしれません。
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