2020年悪質ショッピングサイト統計情報~サイトを知ったきっかけ最多は「検索」~
こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」2月15日の放送内容を一部抜粋しご紹介します
今回のトピック!
・ニュース解説「2020年悪質ショッピングサイト統計情報 」
・「ブックマークを活用した対策」とは
・スマートフォンから安全にインターネットショッピングを利用する方法
ニュース解説
悪質なショッピングサイトの通報件数が年々増加しているようです。利用者として気を付けるべきポイントを説明します。今回の統計情報がどのように活用されているかについて、記事には
「一般社団法人セーファーインターネット協会の悪質ECサイトホットラインに通報のあった悪質なショッピングサイト等について分析を行い、フィルタリング事業者やセキュリティ事業者等に提供を行っている。」
とあります。フィルタリング事業者は悪質なショッピングサイトのURLを自社のデータベースへ登録することで、アクセスした利用者に警告を出して保護する目的に活用されているとのことです。悪質なショッピングサイトの通報件数について、2020年は10,095件で、2019年中の7,764件と比べ、2,331件増加しています。新型コロナウイルス感染症の影響で、働き方だけではなく日常生活にも変化をもたらしており、インターネットショッピングを安全に利用するための知識は、多くの利用者に求められる状況にあると言えます。
ブックマークを活用した対策
よく利用するショッピングサイトについては、ブックマークなどを活用してインターネットの検索結果に頼らないことが必要です。理由は、検索結果に悪質なショッピングサイトが混在している可能性があるからです。
検索結果から悪質なショッピングサイトへ誘導する手段として、記事には「広告表示による誘導も通報が多くみられ、手口の巧妙化を確認できたとのこと。」とあります。検索エンジンには広告表示の機能があり、特定のキーワードが検索されると関連する広告が表示される場合があります。広告はお金を払って一定の審査を通れば表示させることができるので、この機能が悪用されているということです。検索結果には「広告」などの表示がつくのですが、これに気が付かずクリックしてしまうことで、被害が発生していると考えられます。また、目視による確認も正規のURLに似せた文字列が使われる可能性もありますので、正規のショッピングサイトをブックマークしてアクセスするようにすることが、最も確実な対策となります。
その他のトピック
今回の記事では、悪質ショッピングサイトを知るきっかけが、PCブラウザよりスマホブラウザの数が増えたとあります。スマホから手軽に買い物を楽しむユーザーへのセキュリティ対策は、今後どのようなものが有効でしょうか。
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記 にしもと