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減点評価の時代は終わった。評価は小さな1を足しいくもの。

昨日に引き続き、日経COMEMOさんで募集されているテーマに応募をさせていただく形のnoteとなります。

そのテーマは「 #これからの働き方の新モデルとは 」です。


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はじめに

これが「#これからの働き方の新モデルとは」とだけいうとちょっと変化球ではあるのですが、わたしは働き方と同時に、評価制度も新モデルに変わらないといけないと思っています。

どんなに働き方だけ変えても、結局評価制度を変えないと働き手としてはがっかりの連続だからです。どんなに会社をキラキラさせても、中がグチャグチャでいいかげんだったらうんざりすること以外思い浮かびません。

少し前でいうと「おぼっちゃまくん」という漫画に出てくる「貧乏っちゃま」でしょうか。前から見るとイケてるけど、後ろから見るとがっかりみたいな。

そうです見た目は良いけど中に入るとブラックだったという企業って沢山あるとは思いますが、そうはならないでいたいわけです。働こうとしている人はもちろん、中にいる人も不幸になるだけですよね。

※おぼっちゃまくんを知らない方はこちらをどうぞ


従来の評価は減点評価が基本だった

減点評価っていうのが従来の日本の人事では当たり前で、いまでもそう評価しようとする組織や管理職の方が大半を締めている印象です。ここが今の若い人とミスマッチを起こしている大きな原因だと思いますし、若い人だけでなく組織が腐敗していく最も大きな要因だと思います。

先日読ませてもらった「ドリームマネージャー」でも感銘を受けた部分がここでもあるのです。

社員は働く上で給与でも福利厚生でもなく、認められたいことが一番大事

「認められたい」という欲求が一番欲していて、給与とか福利厚生はあくまで認められたいという次にあるというわけです。

正直わたしも強くそう思っていて、旧来型の「減点評価」では認めようがないんですよね。だってやってもやっても評価変わらず、やるだけムダになっていくわけですから。何かをして小さなトラブルで起ころうものなら、減点ですよ。

「だったらどうするか?」

何もしなくて静かにしていたほうが減点されずに評価が高いわけです。なにかしてうまくいこうということなら、「スタンドプレー」なんて言われて怒号を浴びせられるのが落ちでもありますからね。

認められる以前に、認められるという制度や文化がそもそもないのが旧来の多くの日本の企業ではないでしょうか。


評価は足していくもの

評価って毎日の小さな1を足し行くのが正解だと思います。それによくいう「失敗」ですが、失敗の数も評価として足していくべきです。

「失敗なのに足すの?」

旧来の方は「おかしいだろう」と思われるのですが、今の世の中「失敗」もプラスです。なぜなら失敗とは、挑戦をしているからです。挑戦は大きなプラスとして捉える必要があります。もしそこから失敗した場合は、その分を引けば良いわけですよね。例えば挑戦によって評価が3上がったら、失敗の2を引いても1で、当初よりは上がるはずだからです。

旧来の方はご存知であろう、

3歩進んで、2歩下がる♫

ってことです。

何かを失敗した裏には必ず挑戦があります。この挑戦をおざなりにして、失敗だけにフォーカスをあててマイナス評価にするのは本末転倒です。そうされた方ってどうするかって言うと、「辞めます」か「大人しく」なるだけです。

だからこそ、評価は足していってもらいたいです。未来の社会、未来の日本企業、未来の人材は評価を足していくだけで必ず良くなると自負しています。


でもどうして減点評価が基本なのか

減点評価が蔓延するには理由もあり、ここはひとつしかないと思っています。それは、

上司や評価する側が逃げているだけ

です。

というのは、部下の失敗にしても評価するにしても、圧倒的に減点評価は自身が楽だからです。そして自身を守る手段でもあるのです。

・失敗したらした人のせい
・自身より評価が上がっては困る
・昔そうされたからそれが残っている
・部下の手柄は自分のもの

減点評価にするとパッとあげるだけでも上司にはメリットしか有りません。

そう上司は本来、

・部下の責任は自身にある
・部下が生き生き働ける場所を提供する
・数字にコミットして結果を皆で出す
・新しいよりよい未来を掲げる

などの仕事があるはずです。それが怖いから、自身が出来ないから、部下のせいにしている。だから減点評価の方が都合が良いわけです。


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さいごに

さいごに言いたいことは、

評価は小さな1を足しいきましょう

ということです。

そして、

減点評価を辞めましょう。

とも言わせてください。

新卒の3人に1人は3年で辞めると言いますが、どうして辞めているのでしょうか?しっかりと辞めている人にアンケートを取り、もうそれを起こさないようにしたほうが会社のためでも有り、社会のためでも有り、なんといっても入社してくる方のためなのです。

働き出す、働き続けるって凄くパワーのいることです。そして新しいことに挑戦するってのはもっとパワーがいることです。それを評価する側はわかってあげてください。

「じゃあ自身はどうなのか?」

って声も聞こえてきそうですが、勇気がないなら評価する側を降りたほうが良いと思います。名ばかり管理職が多いのが、日本社会が数十年も低迷している大きな要因だとわたしは考えるからです。

もしくは「ドリームマネージャー」を読んでみてください。こういった職種、もしくはそうなることが今後の評価する側に必要な要素だと思います。


おまけ

ちなみに、この「ドリームマネージャー」についてはわたしもnoteを書いてみました。合わせて読んで頂けると嬉しいです。宜しくおねがいします!


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タカハシケンジ😁「めいじん」というあだ名の採用担当
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