退職金はあったほうが良い3つの理由と無くてもよい3つの理由
どーも!毎回COMEMOさんのテーマで欠かさずnoteを書いているタカハシケンジです。
今回の日経COMEMOさんのテーマ企画は「#退職金制度は必要ですか」です。
退職金、もらったことありますか?毎月積み立てられれいますか?いくら最終的にもらえますか?
退職金制度は実際どうなんだろう
「退職金」。39歳のわたしですが、過去に2度もらったことがあります。1度目は長く勤めた関東のスーパー時代、2度目は転籍前のIT企業です。長くはないので退職金の金額も微々たるものではありましたが、自分のしらないところで貯まってたお金が、急に「ああそうか」と思ううちにやってくるのは嬉しいものです。
わたしくらいの年代になるとまだもらってない方も多いでしょう。それに最近では退職金自体がない会社も多く、「うちは退職金ないんだよね。」って話もよく聞きます。
ただこれって退職金制度自体古くて、わたしが思うに「一部のエリート用に作られた」ものだと思っています。というのは、退職金がたくさんもらえる人たちってどんな層ですか?と質問させてもらうと、多分いま思われている仕事をされている方々です。
そういう人たちって基本エリートで真面目です。これは社会の制度にも言えるのですが、弱者よりも強者に良いように社会の仕組みが作られているのが実情なので、退職金制度もそこに該当するというわけです。
長く働いた方への恩恵という意味では素晴らしいと感じますが、その反面格差も生んでいるのが実情でしょう。35年働いてきて、退職後に3000万円貰える人と、ない人。そうなると、全く違う現実があるからです。
退職金のあったほうが良いところと無くてもよいところ
退職金ってあったが当たり前ですが、良いと思います。だって「お金」ですからね。とりあえずお金があれば安心するし、好きなものも買えたりします。
じゃあ良いところって明確で、
①退職後にお金が入ってくる
②会社が積み立ててくれる(一部違う場合もありますが)
③同じところで長く働けばどんどん増えていく
だと思います。このへんはみんさん共通でしょうし、退職金やっぱりあってよかったよね。となるのが現実です。
でも現実の現実を言うと、会社や組織によって退職金の額は全く違います。同じ35年働いたとしても、3000万以上の人もいれば1000万以下の人もいます。
貰えるだけよいじゃん!と思いますが、そこにある差は半端ありません。
では、無くてもよいところってどういうところでしょうか。
①退職金があるからと会社を辞めにくくなる
②退職してからよりも今欲しい
③本当に貰えるか不安
ということをわたしは思います。
退職金の不安について
ではちょっと退職金の不安部分を、過去2度もらった自分の持論で語らせてもらいます。
①退職金があるからと会社を辞めにくくなる
②退職してからよりも今欲しい
③本当に貰えるか不安
というわけですが、先ずは①の「退職金があるからと会社を辞めにくくなる」です。
退職金があるために、嫌でも辞めれなくなると、人生の大事な時間棒に振る可能性もあります。もしかすると我慢することにより、病んでしまう可能性も充分あります。
そう考えると、同じ積み立ててくれるなら②の「退職してからよりも今欲しい」になるわけです。早めの退職金や、ほしい時に貰えるような方が嬉しかったりします。
もはや退職金と言えなくなりそうですが、退職金って働いた慰労を労う目的だと思うので自由に使える方が今どきでしょう。
最後に③の「本当に貰えるか不安」って、このご時世、
・いつ会社が潰れるかわからない
・経営陣に不信感があり退職金本当にもらえるのだろうか?と悩む
・いくら貰えるか不透明
などなどあると思うので、退職金を考えたり、退職金に足を引っ張られるなら始めから無いほうが「楽」です。
まとめ
簡単ですがまとめると、退職金制度はあったほうが良いかどうかと言うと、個人的には「あったほうがそりゃいい」と思う反面、「退職金を手にしない限り、貰えるとは」言えないと思います。
それにあることにより「格差」が生じているのはもちろんのことで、人間の考える力を、生きる力を退職金があることにより阻害しているとも言えます。
退職金はようはエリート、それは「大きな組織で長く同じところで働く人」向けに作られているので、大多数の人はその恩恵を受ける人もいれば、受けられない人もいるのが現状でしょう。
ハッキリとした結論は言えませんが、今後の世界を予想するなら、退職金制度が無いほうが会社も個人もサバイバルしていけると思います。
それは安定を置き去りにしているのではなく、自ら人生をコントロールする力のほうが必要だってことです。
過去に書いた日経COMEMOさんのテーマ記事
退職金制度についてはこれで終えますが、過去に書いた日経COMEMOさんの記事をあげておきますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです!