「新型コロナ 対策奮闘記」第19回 4月28日(火) 新型コロナウイルスの抗体検査
■第19回 4月28日(火)
本日、会社にお医者さんに来てもらい抗体検査をした。
これは、とにかく従業員に会社として安心安全を確保したいという思いから、全員にできればPCR検査をしたいと思っていたが、それはかなりの設備が必要で難しいと。
今できる検査としては、血液を摂って抗体を持っているかどうかの検査しかないと聞いて、2週間ほど前に手配した。
まずは試してみるという意味で、SHIFT役員と部長、グループ企業の社長40人くらいで受けることにした。
PCR検査と抗体検査何が違うのか?どうしたら良いのか?は下記神奈川県医師会の記事があるので、読んでおいてほしい。
検査は、人差し指に針をさして、少量の血液を採取し検査キットに乗せるだけ。
検査風景は
ものの3分くらいで、陽性か陰性が分かる。めちゃくちゃ手軽だ。
<抗体検査の様子:動画(vimeo)>
https://vimeo.com/412641749/88092aa762
※採血をする場面があります。苦手な方はご注意ください。
因みに、僕の検査結果は
検査結果は、IgMとIgGがある。IgMが陽性(Tの所に赤い線が出る)だと、今現在、新型コロナウイルスにかかっている。IgGが陽性(Tの所に赤い線が出る)だと、過去に新型コロナウイルスにかかったことがあるという事だ。
僕は、IgMが陰性、IgGも陰性。つまり過去も現在も新型コロナウイルスにはかかってない。
因みに、Cの所に赤い線が入っているのは、この検査が有効ですよって意味だ。
集団免疫を高めた方が良いと報道でも言われているように、本当に良いのは、IgMが陰性、IgGが陽性である。
アフター・コロナが気になる今、もう人間の心理としては、人とできるだけ接触したくない、多くの人がいるところに行きたくないと思うであろう。
つまり、この抗体を持っていることが健康体の証であり、そこでいわゆる人はデバイド(分断)されていくんだろうなと思う。
アフター・コロナでは、今までの欲望(外出や旅行や食事)が解き放たれると思うが、当然100%安心な場所などなく、高級寿司屋や鉄板焼き屋であろうと、所得の高い人は、健康体の人がいる場所しか選らばなくなるだろう。
電車移動も、グリーン車よりもクリーン車、ホテルもスイートルームよりもクリーンルーム。海岸だって公園だって、クリーンかどうか、会社もクリーンオフィス、抗体を持った健康体の人のみ入れる世界というのがもしかしたら作られるかもしれない。
それは、会員制だったり、地元の人しかいけない場所だったり、多くのお金を払った人しか行けなかったりする。
これは大きな社会分断を生むかもしれない。そういったクリーンさを売りにする新しいクリーンテックカンパニーがどんどん生まれるだろうし、スタートアップにしては好機だ。
ただ、住む場所、所得の大小によって、権利がデバイドするのは社会にとっては悪い方向にいきそうだ。
僕としては、抗体検査をやる事で、こういった事が見えてきた。やって良かった副産物だ。
世界を出来るだけボーダーレスにしたいと思う起業家としては辛いので、そこに何かしらのアイデアを生み出したいし、自分で出来なくてもそういったアイデアを持った人を応援したいと思った。
コロナは、色々な気づきを与えてくれる、100年に一度のリセットかもしれない。