「新型コロナ 対策奮闘記」第16回 4月8日(水) 日本最大級のコロナに関連した「危険手当」を発表
■第16回 4月8日(水)
6日に日経新聞に取材してもらった「危険手当」に関する記事が日経の本紙に載った。
対応が早い。日経産業新聞は良く載っていたが、本紙は久しぶりだ。
それくらいインパクトのある取り組みなのだろう。
僕の気持ちは社員に申し訳ないの一言だった。6日の月曜日から「危険手当」の支給が始まった。
気になる社内の反応は、
社内もそうだが、社外も自分の会社の上層部に提案しますとか、SHIFTに入りたいとか、反響は凄くあった。
後は、売上と利益の確保だ。
Bloombergの記事で
「安倍晋三首相による緊急事態宣言を受け、日本の4-6月期の実質国内総生産(GDP)成長率が前期比年率マイナス25%と、データをさかのぼれる1955年以降で最大の落ち込みとなるとの見方をゴールドマン・サックス証券のエコノミストが示した。」(Bloomberg記事内より引用)
どの会社も大変だ、もう飲食店、旅行会社、交通機関などと言っている場合では無い。
SHIFTも、当然これから来るかもしれない一時的な開発ストップに打ち勝つ策を。朝からお客さんの影響をヒアリング。
グループの売上に対する影響度合いも直ぐに集計した。
※以下画像は、販管費の洗い出しと開発ストップの際のシミュレーション
こういう有事対応は得意なので、攻めの未来を創造するサービス構築と、販管費の削減を試算した。
これで、SHIFT本体だけで、1億円を超える販管費をすでに削減できた。
全ての販管費項目を洗い出し、僕が自ら全てチェックし、可否を決めた。そして副社長が、更に追加の資金調達を行ってくれたので、合わせて140億円のキャッシュを確保した。
そして、守りが出来たら、後は僕の得意な攻め。
アイデアは幾らでも出る。実現可能性と優先順位とお金が入ってくるイメージ、この掛け算だと思う。
直ぐにキャッシュに出来ないアイデアなんて、この有事には必要ないから。
後はこんな時、誰もお金を使いたいと思わない。でもお客さんもキャッシュを生むものが欲しい。
何がそのキャッシュを生むのにボトルネックなのか。それを解消するサービスを作る。それに尽きる。
4月8日(水)の都内の新型コロナウイルスの感染者は144人になった。
過去最高数になってしまった。
更にお客さんが敏感にならなきゃ良いが。