「新型コロナ 対策奮闘記」第18回 4月17日(金) やっぱり気になるアフター・コロナにおける会社の存在意義
■第18回 4月17日(金)
在宅メンバーも段々と増えて、今では全体の70%が在宅になった。
これはすごい事だ。本当に。
在宅勤務は僕的には全く問題ないが、その動きが拡がった先にある会社の存在意義とは何だろうか?
もちろん今でもフリーランスの方が多くいて、クラウドソーシングが当然のように成り立つこの世の中だが、僕は会社の存在意義はこれからもあると思っている。
それは、多くの人がフリーランスになれるほど技術を持ってなかったり、技術を持っていたとしても、自分で営業するのが面倒だったり、得意じゃなかったりするから会社に所属するというのもあるし、もっと言えば、自分は単純に技術やこの仕事が好きなだけだから、その周りの事は全て会社にやってもらいたいと思っている人もいると思う。
そして、何よりも僕は、会社というのは大きな集合体(コミュニティ)なので、一人でやるよりも多くの人と一緒に大きな目標を達成する事が出来る。趣味のフットサルや野球の課外活動と一緒で、そのコミュニティに属するというのは一つの社会性の証であって、とても大切な事だと思っている。
僕も前職はコンサルタントで、自分でお金も稼げた。十分過ぎるほど。僕がコンサルタントとして、独立したら今の給与よりも稼ぐ自信があるが、その選択肢は選ばない。
だって寂しいから。
シンプルに。自分一人でやる仕事の限界があるし。
つまり、会社というコミュニティはやっぱり存在意義があるんだと思っている。アフター・コロナでも。
端的に表現すると、スポーツでいうとチームスポーツだと思う。スポーツは個人戦もあるが、個人の好みだけど、僕はチームスポーツが好きだし、チームスポーツが好きな人は多いと思う。
さて、アフター・コロナでは以前のnoteで書いた以下のことが気になる。
● 会社って存在が分からなくなる
(存在意義、求心力が無い)
● 帰属意識が無くなるから同じ価値観が大切、会社はベースをまず作るので、入社1年は出社強制とか
● オフィスがブレストの場になる
(なのでオフィス家具の種類が変わるしオシャレになる)
● 会社としての存在意義を出すために、レクリエーションは増えるかも
(社員旅行、運動会、忘年会)
例えば、在宅勤務をして、皆が気にしているのが運動だと思う。必要なんだけれど、自分一人ではしないもの。
こういうことは僕は会社で積極的に取り入れて、促進していきたいと思っている。
だって、ライザップが流行ったように、皆がダイエットがしたいと思っているのに、実は出来ない。成功のポイントは隣に怒られそうなトレーナーがいるから。
人間は一人では強くない、だからそこはブーストしてあげる。それも会社の役割かなと。
新型コロナが発生する前から、SHIFTでは朝9時に出勤して、毎朝ラジオ体操をしてから就業を開始している。これは、運動不足を補おうという意味と、僕が創業時に味わった辛いことを再度繰り返さないようにという願いを込めて、初心に戻るという儀式でもある(創業時の辛かった頃の話を、数年前に以下の社内向けブログで書いた)。
ー 毎朝、全従業員とラジオ体操をする意味
https://note.com/shift_tanges001/n/nd708461eaa6b
という事で、在宅勤務になって一旦中断していたラジオ体操を早速オンラインではじめてみた。
※右側は、とある日の屋外でのラジオ体操風景
朝一、皆の顔が見れるし、画像からだけでも今日の体調が分かる。何か共同作業をしている感じがするし、コミュニティに所属しているぞって気にもなるし、一日の始まりがハッキリとするので、僕的にはかなりオススメだ。
ただし、帯域がすごく必要になってくるので、多くのメンバーでやる場合は環境をしっかりと整えないといけない。SHIFTでは、マイクロソフトのTEAMSについているウェビナー機能を利用している。
10000人まで視聴できるようだ。
アフター・コロナで会社に求められるのは
● 自分一人では、できないことの支援(運動、学習、生活習慣リズム等)
● 一人じゃなくて皆でやる仕事の創出と、共通のゴール、そして新しいグルの存在
これが、とても重要だ。
この辺、めちゃくちゃアイデア有るが、ここで書くと競合他社にパクられるので、控えておこう、w。
アフター・コロナの新しいマネジメントスタイル、完璧に時代が見えた感じがする。
SHIFTの社内にいる人は、毎日が目まぐるしく、その仕組みの進化に驚かされていると思う。