命がけとは、こう言うことか

年の瀬だ。、いつも以上に、音楽を楽しめた年だった感じがする。音楽に支えられたし、助けられたりもした。Spotifyの存在がとても大きかったと思うが,中でも、深く心を巡らせたのが、ディーバの残した音楽だ。
アリーサ・フランクリンのドキュメンタリー映画「アメイジンググレース」がきっかけだった気がする。カテゴリーなど関係なく、星になってしまってもなお輝くディーバ、現役で我々の心を揺さぶってくれるディーバ。いろんな女性ヴォーカルアーティストを改めて聞いて聞いて聞きまくった。そして今思うことは、ホイットニーヒューストンが、人類史上最高の「歌い手」ではないかと。どうして、48歳で亡くなってしまったしまったかが、とてもよく分かった。間違いなく、彼女は命を削って歌っていた。病気が進行するとか、そう言う話ではない。寿命を縮めてでも、他の誰もが真似できない「ホイットニー」の歌唱を完成させる覚悟で歌っていたと、私には感じる。それを、今も、映画や映像で見られることは、この上なく素晴らしい。
病気など、本当の死因はわからないが、50代60代でも体現出来る歌い方では全くない。聞き終わると、彼女の魂が、みなさんにも浸み込んでいませんか。ステージには、彼女の命の破片が散らばっているのではないか。
ロバート・ジョンソンが、悪魔と魂を引き換えに、ギターテクニックを手に入れたという、クロスロードの伝説の様に、ホイットニーは、歌の神様と
命を引き換えて、彼女以外には到達しえない世界を謳っていたのだろう。
Mojo  


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