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【暴論人類学】大野智論 嵐リーダー編
昨日に引き続き連続投稿の大野智論です。
嵐のリーダー大野智氏。
20年活動を続けているグループも稀なのに、山も谷もありながらメンバーが欠けることなく、国民的スターとして活動を続けた嵐。
これにはリーダーとしての大野智氏の役割に秘密があるのではないか
従来のイメージとは違うリーダー
私を含めて一般的に抱くリーダーとはちょっと違う大野智氏。普通にイメージするリーダーとは少し違う。
いわゆるリーダーシップをあまり感じないのである。
リーダーシップからイメージするのは指導力や統率力であろう。
この場合のリーダーはメンバーより上の立場である。階層化された組織で先頭に立つイメージだ。
メンバーのレベルが揃わないでばらつきがあるような場合に機能するリーダーである。
大野氏の自然体で我が道を進み他に過度に干渉しないというイメージにはこのリーダー像は含まれない。
嵐の他のメンバーでは
嵐の中でリーダーシップがありそうなメンバーで思い浮かぶのは櫻井翔氏だ。
大野氏の次に年長メンバーである櫻井翔氏。大野氏とふたりで山コンビと呼ばれる。ちなみに他のメンバー3人は風トリオと呼ばれるらしい。
櫻井翔氏は嵐の番組ではMCをこなす知性派だ。頭の回転も速く話もうまい。
指導力や統率力もありそうで、リーダーシップのイメージにふさわしい。
順序よく物事を前に進める計画性は素晴らしい。好感度も申し分ない。
だが今の嵐のフラットな関係のグループのリーダーとしてはどうだろうか
多様性を生かすリーダー
最近よく聞く言葉に多様性ダイバーシティという言葉がある
今の情報化社会。さまざまな人々が情報発信する機会を得ている。
情報の供給元が増えて、いろいろな角度からの情報が大量に供給される。
その情報は多様だ。それを有効に活用するためには、その為の従来とは違う仕組みが求められる。
それは多様性。
色んな価値観、能力、個性を
互いを受け入れ合って、何も否定しない。
そしてそれらを、受け入れ、認め合い、そこに上乗せして新たな価値を作り上げる。
どうだろう。嵐というグループのイメージと重ならないだろうか。
多様性という言葉がよく聞くようになったのは
インターネット、モバイル端末が発達してからのここ数年だ。
GAFAの影響力が叫ばれてからだと考える。
嵐は結成20年、時代に先行し、時代に合ってきた。
この嵐の否定せず、受け入れ、認め合うというイメージは、
リーダーが大野氏であるということが大きく関係しているのではないだろうか
情報化時代のリーダー像
大野智リーダーの個の揺るぎなさ、周りに合わせ過ぎず、過度に干渉しないという気質。
これがグループにいい影響をもたらしているのではと思う。
もちろん嵐の各メンバーが個性を確立して自立していることが前提ではあるが。
だが大抵の場合は、そのように各メンバーが個性的を確立すると脱退や分裂、解散という問題が浮かび上がる。
個性が確立しているのに、互いを許容しないと、意見がぶつかり合い、ストレスが蓄積する。また格差が生まれてるとグループとして機能していかなくなる。
嵐の場合、ファンの視点で見るとフラットな組織、コミュニティに見える。
特別結束力が高いわけでもなく、比較的緩めな遊びがあるつながり。
重要なところは繋がっていて、大事なところでグループとして機能する。
このように私には見える。過度なストレスを内に抱えない為に経年疲労を起こさない。遊びがあるのでストレスが逃げる。そういった感じである。
建物でいうとガチガチに作り上げた鉄筋コンクリートのような剛構造ではなく
在来工法の木造建築のような建物全体に遊びがあり地震のような外力を逃す柔構造。そんなイメージだ。釘を使わない神社仏閣の建造物は築何百年と耐えることができる
個の確立したフラットな組織、コミュニティでは大野氏のようなリーダーが新しいリーダー像として成り立つのではないだろうか。
自然体でストレスを抱えないで個性が能力を発揮できる組織やコミュニティ。
そのリーダー像のひとつとして大野智氏が適合するのかもしれない。
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