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ミニチュア生け花修行 1

お立ち寄り頂きありがとうございます。
タイトル、今回は二回目だな、とは思ったのですが、「修行」としてまとめる記事は初めてなので、それに準じて「1」とします(前回は入会報告の記事でした、その記事は↓です)。

生け花の知識がほぼ0に近い私の、ミニチュア生け花修行の記事になります。
ミニチュア生け花の会は、ミニチュア・クリエーター 工房てると様が主宰される会です。

前回のぎゅうぎゅう詰めのお花は、次の日にはしおれたものも多く、ニラの仲間らしきお花はそのままに、少し他のお花を足してみました。
そのときの様子はこうなりました。

黄色いお花を足しました。

……やはりまだ「引き算」の勇気が出ず、あれこれ欲張って詰め込んでしまいました。生けているときは楽しかったのですが、時間を置いて見ると、なるほどお花たちが窮屈そうです。

角度を変えて。……うん、ぎゅうぎゅうです。

貧乏性ゆえか、空間を作るのに苦手意識があるようです。もう少しお花たちに優しくならなくては……。

そんな反省を踏まえて、新たな生け花に挑戦をしました。私なりのテーマは『堤防に咲く野の花』としました。ジャムの空き瓶に水を入れたものを片手に、お花を摘みに出かけました。
ニワゼキショウとヒナギキョウ、それから小さめの白詰草を使いたくて、それらを中心に集めて参りました。

……引き算とは。

なるべく「引き算、引き算」と意識しながら生けたはずでしたが、あら……? 意識していたはずの空間は、一体どこにあるのでしょう……。
でも、てるとさんの素敵な花器は、今回は以前よりは見えています。いえ、それだけの問題ではないのでしょうけど、自分なりの目標の一つはクリアしていると言えなくもないはず……。
ニワゼキショウと白詰草の辺りが、詰まり過ぎているのかな、とも思ったりします。……これも日を置いて見ているから気付いたことで、生けている間、それとこの写真を撮った時は思いが至りませんでした。生け花、難しいです。でもお花に触れているのはとても楽しいです。

そう言えば以前テレビで、お花には「正面」があると耳にしたことを思い出しました。まだ理解できていないのですが、何やら「咲こうとする意志が見えてくる」らしいですね、「正面」。まだまだ学んでいくことばかりです。
とても小さなお花は、狙った場所に狙った角度で生けることも難しくて、思った位置に留まってもらうことも難しいですが、これからも楽しく修行を積んでいきたいと思います。

父の退院も近付いたので、また介護を中心とした日々に戻ります。
お花を探しに出かける時間も、中々作れなくなるかと思いますが、花壇や庭のお花なども活用して、ゆっくりとマイペースに楽しんで参ります。修行の様子は今後も不定期に綴っていきたいと考えていますので、先輩の皆様、どうぞご指導のほどよろしくお願いいたします。
実は父は昔、職場でお花を習っていたそうなので(そう言えば元気だった頃、お仏壇に供えるために私が挿した樒を、いつもさらっと手直ししてくれていました)、父にも色々聞いてみようと思います。

以上、ミニチュア生け花修行の様子でした。お読み頂きありがとうございました。

いただいたご支援は、心の糧とさせて頂きます。