[カナダ•モントリオール暮らし]市場でお買い物:リンゴの巻
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うちから徒歩13分。生鮮市場にて。
この時期は、いろんな種類のリンゴが並ぶ。だいたいは見慣れたもの達。味や用途の違いなどはなんとなくわかってるつもり。
先週、Honeycrispが、1パウンド1.49ドルの特売をしていた場所に行くともうすっかり無くて、その代わりに初めて見る種があった。1パウンド99セント。
娘と相談。試してみるか?デザートを作ろうか?
早速袋に詰め始める。
すると、お店のおばちゃんが近くに寄ってきて、
「これはそのままでは食べられないよ、料理用よ。」と声をかけてくる。
わかってるわ、大丈夫、と答えてみる。
「これは料理用よ。」と繰り返す。
私も、大丈夫、と繰り返す。ここまではフランス語で。
するとさらに、今度は強い仏語訛りの慣れない英語で、
「生では食べられない種類よ。」とリンゴをかじる仕草をしながら5回くらい繰り返して説明してくれる。
通りがかる人にも、これは料理用ねー、といちいち声かけする。
わかりました、大丈夫。デザートにしたいの。これはカリッとしてるのかしら?McIntoshみたいに料理すると柔らかくてグチャグチャになるのはあまり好きでなくて、火を通しても形が残るのが好きなんだけど…
「そうねえ、形は残るわ」と、やっと私が理解してることに納得してくれた。
大小混ぜて8個、3.25ドル分を買ってみた。
家に着いてから生を試食。
水気少なめ、ボケてなくて固めだけどカリッとはしてない。少しモソっとする。甘さ控えめ酸味強め、香りは良し。
別に生で食べてもさほど問題ないとは思うけど、なるほど、まあ、おばちゃんがあれだけしつこく心配してくれた理由がわからなくもない。他にもっとジューシーで美味しいのがたくさんあるから、わざわざこれを好んで食べる必要もない、みたいな。
そして、アップルクランブルとなった。
結局のところ、
出来上がりは、期待はずれというか、普通に、柔らかい。焼きすぎたのかな?
でも、酸味が強くて美味。
カナダ在住アラフィフです。子宮筋腫に振り回された一年をゆっくりマンガに描いてます。