見出し画像

朝が来ても目の覚めない時は突然来る

夕食後、私がお皿を洗っている最中、突然玄関先が真っ赤な光でピカピカし始めました。手がべちゃべちゃ状態なので、娘に外行って様子を見てきてちょうだいと頼む。消防車、救急隊員の人もいて、左隣のお家に出入りをしていると報告してくれました。

その後、ダックさんが様子見に出かけました。

なんと、お隣のNさんが亡くなったらしい、奥さんは出身地の南米に旅行中、との情報をNさん宅前にいたNさんのお友達からゲット。連絡が取れなくなって直接家に会いに来たらしい。

私かなり動揺中。

とても静かな方で、特に近所付き合いもなく、Nさんのことはよく知りません。おそらく60代後半の方。奥さんといつも一緒に散歩する姿をよく見かけました。つい最近も。マッチ棒のように細長い風体で、玄関先ではタバコをよく吸ってました。

右のお隣さんも出てきました。Nさんが最近は体調を悪くしていたこと、奥さんが今南米に行ってる理由は家族(お母さんとお姉さん)の看病のためで2週間前くらいに旅立ったそうです。

白と黒半々の毛のふさふさした猫がいます。奥さんが帰ってくるまで誰かご飯をあげないといけないね、と言ってました。全くその通りで、残された動物の世話を誰がするのか考えると、さらにNさんの死の現実味が増します。

奥さんの置かれた状況を想像するとちょっと残酷すぎませんかね?もしかして、いつもみたく一緒にいたらNさん死んでなかったかもしれないし、って私思ってしまいました。死ぬ手前ギリギリで一命を取り留められた可能性もあったかもしれない、って。

今となってはもう仕方ありません。恐らく、すぐカナダに戻ってこないといけないだろうけど、年取ってるお母さんの看病を2週間足らずで引き上げるも心残りだと思います。南米なら時差もなく、そう遠くはないとはいえ、楽な移動なんてありません。

大変面倒な飛行機チケットの急遽手配とか、こんな状況でもやらないといけないとか、ものすごく辛いだろうと思います。

もし、自分がこのような状況になったらと、想像するだけで胸痛みます。

こちらみんなのフォトギャラリーに入れます。




いいなと思ったら応援しよう!