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2年ぶりにバンド活動に復帰した歴25年のおっさんベーシストによるSHURE SE215のレビュー
自己紹介
この記事を読んで頂いてありがとうございます。
軽く自己紹介をします。
ベース歴は25年ぐらい、
13年ぐらい前までは一応1回のライブで1万円程度のお金を頂いていた感じのベーシストでした。
簡単なPAやレコーディングエンジニアの真似事もやってました。
それ以降は、普通のサラリーマンやってましたので、
のんびりバンド活動をしながら、
趣味程度に音楽活動をしていました。
この2年ぐらいは全くベースを触らず、
この2か月ぐらいで久しぶりにベースを弾きだして、久しぶりに昔の仲間とスタジオに入ろうか~!
なんて話合ってるようなおっさんです。
普段の私のリスニング環境はモニタとして現役時代から後生大事に使ってるAKGのK271 Mk1(現在はMk2になってるのでだいぶ古いヤツ)をメインで利用しています。
それこそ、練習からレコーディング、Mixの最終確認は全てK271を利用していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712497081793-aBMnNP6W4P.jpg?width=1200)
ただ、このK271ですが、
音が小さいのです!マジで音が小さいのです。
ライブやバンドアンサンブル中には全く使えないぐらい音が小さいのです。
一番慣れてて、信用できるヘッドホンが使えないのです!
そこで、セカンダリーにイヤホンを買いたくなって、いろいろ調べまして、
この度、SHURE SE215を購入しましたので、レビューをば!
ただ、普通に音がどうとか、こうとか着け心地とかそいうのは、
いたる所にありますので、
ベーシストが利用する上でのレビューとして書いていきます。
購入したSE215の話
Eイヤホンで中古で6000円弱で購入しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712498791484-UwR63GEqf5.jpg?width=1200)
買うつもりはなかったんですが、安くて思わず買っちゃったwww
中古で安物買いなので、マイク付きですwww
結局リケーブルするので、ケーブルはなんでもよかったんですよ。
結論として使えるか?使えないか。
使えます。
必要十分ですし、IEM(インイヤーモニター)としても十分使えます。
一番のメリットは耳栓としても使える所。
ドラムのシンバルのばしゃ~~~んって音の余韻を良い感じにカットしてくれる良い感じの耳栓にも使えます。
ダメな所
使えますと書きましたが、
問題点が無いわけでもありません。
最大の問題点はベースの音がかっこよくなりすぎます。
正しく音を鳴らせても、ならせなくても、ある程度一定の良い音として聞こえてきます。
自分の音が必要以上にいい音として聞こえてしまうのは、
モニターとしてちょっとマイナス点。
次は、バスドラのLowと自分のLowがかぶって、非常に聞きずらい。
もう少し下の周波数まで再現してくれたら、
もしくはベースのMid(300Hz)から500Hzぐらいまでの分離間がよければ、
バスドラと分離するので、リズムどりが楽になるのですが。
ベースのMid(300Hz)から500Hzぐらいの音の分離感が良くない事で、
ディストーションギターのLowの音にベースのMidが負けちゃいます。
ですので、ベースの音はLowの高い部分の音(200~300Hzぐらい)がメインで聞こえてきてしまいます。
これが、かっこよく聞こえる理由でもあるんですがね。
その上の400~1kHz当たりの出音が、きれいか、濁ってるかで上手く弾けているかどうかが如実に出てくる周波数なので、
ここが聞こえないと判断できないのです。
また、この周波数が聞こえない事で、耳コピも少ししにくいです。
ベース自体は大きな音でなっているのですが、
ベースラインがぼやけてしまうんです。
上記の2点から、音作りもできません。
ベースアンプは下は30Hz付近から出ますので、
本当のLowの部分が曖昧だと音作りができません。
まぁ、イヤホンで音作りする必要は全く無いので問題ないのですが(汗)
K271が有る程度音作りもできてしまうので、それと比べたらかわいそうです
良い所
ダメな所でも書きましたが、かっこよく聞こえます。
ですので、弾いていてとても気持ち良い。
オレ最強!となります。
ですので、テンションが乗らない時や、とりあえず曲を覚える時はものすごく良いです。
次に、高音の抜け
不要な所までの高音は聞こえませんが、
必要な高音、具体的にはボーカルの高い所と、オケの高い所は
大きく聞こえます。
ですので、バンド全体の空気感を感じる事ができるので、
グルーブは合わせやすいです。
次に遮音性が高い事。
不要な音をカットできるので、ヘッドホンの中でミックスが作れます。
また、アンサンブルで鳴ってしまう、不要な倍音が聞こえなくなりますので、
リズムが取りやすくなります。
軽くて、耳にフィットする事。
これは人によって千差万別なのですが、私の耳には合う形状でした。
また、着けづらいというレビューもありましたが、私はそんなに気になりませんでした。
それよりも、ずれにくくて、頭を動かす事でイヤホンがずれて音の聞こえ方が変わる。なんていうトラブルが無いです。
総評
純粋にモニターとしての音としてはまぁそこそこです。
音がかっこよすぎるのがダメなんです。
一度、K271やMDR-CD900を聴いてみてください。
かっこ悪いのでwww
しかし、機材としての信頼感は高くて十分使えます。
激しくステージングしても安心できる良い機材だと思います。
最後に
以上、おっさんベーシストによるベーシスト向けのSE215のレビューでした。
一旦、IEM探しの旅はこれにて終了。
上を見たらきりがないし、宗教的に良い音を追っかけても仕方ありません。
演奏者としては、悪い音は悪く、良い音は普通に聞こえるモニターが良いのですが、それを探すのも大変なので、
一旦この辺でやめにしますwww