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PJB bass buddy レビュー

PHIL JONES BASSのbass buddyを買ったのでレビューする

かなり古いヘッドフォンアンプ、プリアンプなんだけど
現役の時は高価で変えなくて、今になって買ったので、うれしくてレビューなんてしてみる。

PHIL JONES BASSで何ぞや?

ちょっとマニアックなベースアンプメーカーでJAZZの人が好んで使う印象があり、若い人よりもおっさんとか玄人っぽい雰囲気を出せるアンプです。
この20年ぐらいで出てきた、小さいコンボアンプを作ってるメーカーで、
小さいけど音が良いコンボアンプが得意な印象です。
音色的には、アンペク等のようなベースアンプみたいな音を黙ってても出す。というよりも、ベースそのものの音を忠実に再現するタイプの音色です。
ここは大きく好みが判れる所ですね。
MarkBassとかが好きな人は好きかも、MarkBassよりもおとなしい音になるけど、ブリブリの音にはなりません。

Bass Buddyって何ぞや?

15年前ぐらいに楽器屋さんで売ってたヘッドフォンアンプです。
人によっては、アンプのプリアンプとして、後ろにパワーアンプをつなげて
ヘッドアンプとして運用している人もいるぐらい
プリアンプとしても十分使える物です。

今では生産終了しちゃってますが、当時は欲しかったんです。
お金なくて買えませんでした。
今はおっさんになってお金に余裕も出てきて、
メルカリで安かったので思い切って購入しちゃいました。

音は?

PJBらしい素直な音です。
これで十分通じそうな気がしますが、それじゃレビュー記事書いてる意味ないので。

ベースが良い音なら、良い音が出るし、
あんまりなベースならあんまりな音しか出ない。
そういう意味ではSansAmp等とは逆側です。

僕はMarkBassを使ってるぐらい、素直な音の方が好きなんで、
好きです。とういうか好きでした。

アンペグ等のような高音域を削って、低音を強調するでもなく。
かといって低音が無い訳でもない、
良いあんばいでベースの出音をしっかりベースの音にしてくれるプリアンプです。

EQはグライコです。
帯域はベース用らしい帯域で構成されています。
強いて言うならば、LowとHightはシェービングが良かったですね。

効きに関しては
上下maxまで操作すると一気に音色は変わりますが、9割ぐらいまでの操作ならばバランスを崩さないレベルしか効きません。
これを効かないイコライザと取るか、
バランスを崩さない範囲で音作りができる良いイコライザと取るかで
このプリアンプの印象は180度違うでしょう。

僕的は、これぐらいの効きの方が好きです。
EQを極端に効かせすぎてバランスの悪い音になってる人が多いので、
どれだけやってもバランスが崩れないEQの方が好みです。

コンプレッサーも付いてますが、
取説を読む限りリミッターみたいです。
あんまりコンプを使わないので、良さは判断できませんwww
ただ、御多分に漏れず、ナチュラル思考で効きません。
なので、スラップ用のコンプにはなりえません。
指弾きやピック弾きのお供にどうですか?程度の物です。
そして、MaxとMinが逆なので注意が必要ですね。

機能は?

ヘッドフォンアンプとして売り出された物なので、表側にヘッドフォン端子が有ります。
裏側にはステレオミニのAux端子が有りますので、家での練習にちょうど良いです。
Auxにスマホからのオケを流してヘッドフォンで効きながら練習するのに便利です。
ミキサーに直刺しより、ベースっぽい音になるし言う事無しです。

一つ不満はヘッドフォンのアウトプットレベルを調整する摘みが無い事。
Auxからきたオケの音量とベースの音量の2つを調整して出力レベルを調整する必要が有ります。

総評

家での練習用ヘッドフォンアンプやDTMでのDIとしての利用なら完璧じゃないでしょうか?

あと、小さいカフェやバーでミキサー前のプリアンとして利用するなら超使いやすそう。
80wぐらいの小さい安いコンボのリターンに刺してつかったら絶対便利。

しかし、ちゃんとしたライブハウスでのライブの時に使うかと言われると微妙です。
そもそもヘッドフォンアップとして売ってた物なので、
EQとして利用する為にはスイッチャが必要ですし、
ベースのキャラクターを変えるほどEQは聴きません。
これは、現在ではベースの音色に不満は無いためです。
足元に必要なのはベースの出音のキャラクターを変えられる
プリアンが好ましいという僕個人の事情もあります。

ただし、
ヘッドのセンド・リターンに繋げたらキャビネットや箱のキャラクター調整には使えそうです(効きは弱いから微妙かも)。

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