なぜ読みにくい文章になってしまう?その原因と解決策【ブログ記事の書き方】
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◆ブログ記事の80%は読みにくい文章が書かれている
僕の本職はライターですが、セミナーやワークショップを開催して講師としてライティングを教えることがよくあります。
ライティングを指導する際に生徒さんのブログ記事を添削するのですが、とにかく読みにくい文章が多いです。理路整然と情報がわかりやすくまとめられた文章を書いてくる人は全体の2割くらいで、8割以上は読んでいる情報が全く頭に入ってこない、読みにくい文章を書いています。
文章が読みにくいというのは、ブログ記事にとっては死活問題。価値のある情報をわかりやすく読者に伝えてファンになってもらうことがブログ記事を書く一番の目的ですから、それが読みにくいのでは読者はすぐに離れてしまいます。
ブログを書いて活動したいと考えているなら「読みにくい」というのは必ず解決しないといけない大問題です。
内容がさっぱり頭に入ってこない読むのもイヤになる暗号のような読みにくい文章と、書かれた情報がパッと頭に入ってその情景が頭に浮かぶくらい読みやすい文章にはどんな違いがあるんでしょうか?
ちなみに最初に断っておくと、読みやすい記事を書くのに才能はいりません。面白い文章を書くには、ライターのセンスや過去の経験も絡んでくるとは思いますが、シンプルに読みやすい文章を書くだけであれば、正しい書方の手順を知っていれば誰でも実践することができます。
◆原因は文章の構造をイメージできていないこと
まず、なぜ文章が読みにくくなってしまうのでしょうか?
書いた文章が読みにくくなってしまうのは「書く前段階で文章の構造をイメージできていない」のが原因です。
読みにくい文章を書いてしまったり書くのが苦手な人の多くは、文章の全体の構造をイメージしないまま書き始めてしまっています。書く文章の最終形をイメージできていないから、完成した文章がグチャグチャになってしまいがちです。
構造を考えずに書きたいことをただ思うままに書いているから、文章の論理展開がいろいろな方向に行ってしまうため読みにくくなってしまうのです。
書きたいことを流れのままに書くのはプロでも難しいですから、最初に必ず文章の大枠を決める必要があります。
◆「読みにくい」を解決するシンプルな方法
文章を読みやすいものにするためには「小見出しから書き始める」クセをつけましょう。小見出しを最初に決めることで、大まかな文章全体の流れを明確にイメージすることができます。
僕は文章を書くとき、いつもこんな流れを意識しながら書くようにしています。
【読みやすい文章を書く手順】
まず小見出しを書く
→小見出しに合わせて本文を書く
→完成したら全体の流れをチェック
→流れが不自然な場合、小見出しを足したり引いたりして修正
小見出しは文章の流れを大まかに決める骨組み、家でいえば柱や梁のようなものです。
家を建てるときはまず柱や梁を立てて大まかな家全体の骨組みを構築してから、壁の装飾や窓をはめたりしますよね。もし柱や梁を完全に無視して、先に壁や窓やドアを配置してしまうと、構造がガタガタですから家は簡単に崩れてしまいます。
文章も全く同じです。骨組みを最初に決めず、何と無くで書き始めるから読みにくい文章になってしまうんです。小見出しを骨組みとして最初に設定するだけでも、劇的に文章は読みやすくなります。
◆起承転結を意識して小見出しを決める
小見出しを最初に決めるのが大切ですが、小見出しを何も考えずにいい加減に決めてしまっては結局読みにくい文章になってしまいます。読みやすい文章の構造を作るには、起承転結を意識しながら小見出しを決めるのがコツです。
起承転結の書き方は人それぞれスタイルがありますが、田中泰延先生が著書「読みたいことを書けばいい」で解説していたものがブログ記事に応用しやすいので引用させていただきます。
【田中泰延先生の起承転結】
起:実際の経験だという前置き
承:具体的に何があったか
転:その意味は何か。テーゼ化
結:感想と提言。ちょっとだけ
著書「読みたいことを書けばいい」より引用
◆まとめ
【読みやすい文章を書くポイントまとめ】
・小見出しは文章の骨組み。まず書いて文章の構造を決める
・小見出しを決めるときは起承転結を意識する
本noteの情報を参考に、ぜひあなたも文章の構造をイメージしながら読みやすいブログ記事を書いてみてください。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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東出タロウ(@shiderow_free)
◆ちょっとした宣伝(無料)
8年間のライター経験で蓄積したノウハウを1つのnoteにまとめました。4万文字ありますが無料でいいです。
ブログやSNSなど、ライティングを活用したビジネスを考えている方はぜひ参考に。
◆ぜひ読んでほしい本
本noteに一部引用させていただいた田中泰延先生の「読みたいことを書けばいい」のリンク(アフィリンクではないです)も貼っておきます。「文章を書く」を生計を立てる手段にしたい人にはぜひ参考に読んでいただきたい一冊です。